リノベーションをするときは見積もりを出してもらおう

10年以上住み続けていれば、汚れが目立ったり、水回りが傷んでしまうなどリノベーションしたい場所が出てきやすいです。リノベーションを行おうと考えているのであれば、見積もりを出してもらうようにしましょう。ここでは見積もりを出してもらう必要性について紹介していきます。

リノベーションの見積もりの目安

リノベーションの作業内容によって見積もりで出される金額に違いがあります。リノベーションをしてもらうときにどのような作業をするのかを決める必要がありますが、予算もある程度決めておくことをおすすめします。しかし、リノベーションに必要な費用の目安を知らなければ、予算を決めることが難しかったり、リノベーションしたくても予算が足りないという状況に陥りやすいです。

次に、リノベーションに必要となる費用の目安を紹介します。あくまでも目安ですが、リノベーションをするときや予算を決める時に参考にしてください。

50万円でできること

50万円であれば、大規模な壁紙の張り替えを行うことができます。ニ階建ての場合は全て張り替えることは難しいかもしれませんが、1階だけや複数の個室の壁紙の張り替えであれば、50万円程度の見積もりになることが多いです。

150万円でできること

住宅に住む人の人数が変わったり、中古物件を購入すると間取りに不満を感じてしまうこともあります。そのようなときには住みやすいように間取りを変更するリノベーションが行われますが、150万円前後の見積もりになることが多いです。壁を新しく作るだけであればより安く見積もられることが一般的ですが、ほとんどの間取りを変更するとなると150万円を超えてしまうこともあります。

500万円でできること

リノベーションで500万円の見積もりになる場合は水回りを修繕したり、新しくするときなどです。どうしても水回りは傷みやすい部分でもあるため、リノベーション対象になることが多いです。洗面台やトイレなど一か所であれば、そこまでの費用が請求されることはありませんが、住宅全ての水回りをリノベーションするとなると500万円必要になることも珍しくありません。

また、リビングやキッチンなどを統一するときや新しいキッチンを導入する場合も500万円程度必要になることが多いです。

1000万円以上でできること

1000万円程度必要になるリノベーションとなるとフルリノベーションになることが多いです。フルリノベーションとは特定の場所だけリノベーションするのではなく、住宅全体をリノベーション対象にすることであり、規模も広いです。そのため、どうしても見積額も高くなる傾向があります。

リノベーションの見積もりを出してもらう重要性

リノベーションの見積もりを出してもらうことは重要なことであり、見積もりを出してもらわないとさまざまなトラブルになってしまう可能性があります。次に、リノベーションの見積もりを出してもらう重要性について紹介します。

どの程度費用がかかるのか分かる

リノベーションの見積もりを出してもらうことでどの程度の費用になるのかを事前に確認することができます。リノベーションに必要な費用は作業内容によって変動しますが、高額な費用を請求されることもあります。そのため、事前に見積もりを出してもらいどの程度の費用になるのかを知り、予想よりも高額になってしまうのであれば、リノベーションの計画を一から考え直すこともできます。

リノベーションの費用でトラブルにならないためにも見積もりを出してもらうことは非常に重要なことになります。

安くリノベーションしてくれる業者を選ぶことができる

リノベーションの費用は業者によって違いが出ることも珍しくありません。大きな差額になることは少ないですが、ちょっとでもリノベーションの費用を抑えたいと考えているのであれば、安くリノベーションを行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。そのようなときにそれぞれの業者にリノベーションの見積もりを出してもらうようにすれば、費用を比較することができます。ただし費用が安い場合は技術や仕上がりに差が出てしまうことがあります。また、使用する資材の材質やデザインの違いでも費用に差が出やすいため、なぜリノベーション費用が安いのかを見極めることも大切です。

どのような内訳になっているのかが分かる

リノベーションの規模が大きくなると請求書の内訳も複雑になってしまいやすく、どの作業にいくら必要なのか分からない場合も少なくありません。しかし、細かい見積もりを出してもらうことで内訳まで分かるようになり、見積もりや請求額に不明な部分がなくなります。また、よくわからない内訳があれば、その都度聞くこともでき、納得できたり、改善することも可能になります。

リノベーションにかかる費用の見積もりを出してもらうまでの流れ

リノベーションを依頼する前に見積もりを出してもらうことでさまざまなメリットを得ることができますが、いきなり見積もりを出してもらうことは難しいです。見積もりに正確さを求めているのであれば、事前にさまざまなことを決めなければいけません。次に、リノベーションの見積もりを出してもらうまでの流れを紹介していきます。数社に見積もりを出してもらうことで費用を比較することができたり、より理想としているリノベーションを行ってくれる業者と出会うことも期待できます。

リノベーションする場所を決める

リノベーションの見積もりを出してもらいたいのであれば、リノベーションする場所を決めなければなりません。リノベーションする場所がまったく決められていない状態では業者もどのような作業になるのか検討も付かないため、リノベーションする場所をまずは決めましょう。

どのようにリノベーションするのかを決める

リノベーションする場所が決まったのであれば、どのようなリノベーションをするのかを決めましょう。例えばキッチン周りのリノベーションをすることに決めたのであれば、キッチン自体を新しい物に変えるのかやキッチンのフローリングや壁紙を変えるなどどのようにリノベーションしたいのか考えましょう。

見積もりの精度を高めたいのであれば、どのようなリノベーションをするのかを明確に決めておくようにしましょう。ここまでは、リノベーション業者と話し合わなくてできる準備であるため、リノベーションの見積もりを出してもらう場合は最低でもここまでリノベーションの話を進めておくことをおすすめします。

使う資材を決める

リノベーションする作業内容が決まったのであれば、使用する資材を決めるようにしましょう。間取りを変更するリノベーションの場合は壁紙を張り替えるようになることが多く、どのような壁紙を選ぶかで費用も変わってきます。そのほかにも外観を変える時もどのような資材を選ぶかを決める必要があります。使用する資材を明確にすることで精度の高い見積もりを出してもらうことが期待できます。

しかし、リノベーションすることは築年数がそれなりに経過している可能性が高く、予定したリノベーションをする前に違う作業をしなければならなくなってしまうこともあります。フローリングの張り替えだけのリノベーションを考えて見積もりを出してもらってもフローリングを張り付ける床材が傷んでしまっていれば、そこも改修しなければならないため、費用が加算されてしまいます。

リノベーションの見積もりを出してもらうときに費用は必要になるのか？

リノベーションの見積もりを出してもらうことで別途費用が必要になるのか気になる人もいるのではないでしょうか。基本的に見積もりを出してもらうだけであれば無料で行ってくれることが多いです。そのため、リノベーションの計画をしているのであれば見積もりまで出してもらうようにしましょう。

しかし、リノベーションの話が進み、業者も資材などを購入しているにも関わらず、キャンセルしてしまうとキャンセル料などが発生してしまうこともあるので注意しましょう。

まとめ

リノベーションに必要な費用を知りたいのであれば無料で見積もりを行ってくれる業者数社に出してもらいましょう。こちらから伝えなくても見積もりを出してくれることも珍しくありません。見積もりに問題や不明な点がないのであれば、リノベーションの話を進めて、住みやすい住宅にしましょう。