照明で快適な暮らしを叶えよう♪食事や睡眠時にオススメの照明とは?

食卓

照明は“ただ明るく照らしてくれる器具”と思っている方はいらっしゃいませんか?照明には“照らす”以外にも、“食事をおいしく見せる”効果や、“睡眠の質を高める”効果が期待できます。

照明と一口に言っても、明るさや色合いで全く違う雰囲気になりますよね。実は照明によって体に与える影響も変わってくるのです。では、食事や睡眠の際は、どんな明かりがオススメなのでしょうか?また、どんな照明器具が合うのでしょうか?

ここでは食事と睡眠時にオススメの照明について紹介します。

食事や睡眠にオススメの光を知る前に、おさえておきたい照明用語

照明選びで役に立つ、知っておくと便利な照明用語を先に説明します。

色温度とは?

照明の中には白っぽい光やオレンジ色っぽい光、青みがかった光があるのを感じたことはありませんか?これは光の「色温度」の違いからくるもので、色温度とは光の色を数値で表すための尺度です。単位は「K(ケルビン)」で表され、数値が高いほど青みがかった光になります。

■電球色(3000K)
温かみのあるオレンジ色の光。リラックスしたい空間に向いています。

■温白色(3500K)
「電球色」と「昼白色」の中間的な光。リラックスしたい空間にも活動的な空間にもマッチする色合いです。

■昼白色(5000K)
最も自然光に近い白っぽい光。長時間過ごす空間に向いています。活動的に過ごしたい空間にもオススメ。

■昼光色(6500K)
青白い色合いの光。集中力を高める色合いですが、長時間使用すると目が疲れてしまいます。

光と物の見え方の違い

演色性とは、光を当てられた物が自然光を当てた時と比べて、どれくらい自然光に近いかを表すものです。「平均演色評価数(Ra)」で表し、数値が100に近いほど自然な色味で物が見えます。

明るさを表す「ルーメン」と「ルクス」の違い

明るさを表す単位には、「lm(ルーメン)」「lx(ルクス)」があり、それぞれ意味合いが違います。ルーメンは光そのものの明るさを表すのに対し、ルクスは光が当てられた場所の明るさを指します。

食事と睡眠、オススメの明かりは?

では、食事や睡眠の際にどんな明かりがいいのか見てみましょう。

食事にオススメの明かり

せっかく美味しい食事を作っても、見た目が美味しそうに見えないと努力も台無しですよね。特に料理好きの方は、盛り付けにこだわったり、オシャレなお皿を選んだりと、「料理は目でも楽しむもの」という思いも強いと思います。材料やお皿、盛り付けにこだわったなら、ぜひ照明にもこだわって、料理が美味しそうに見える明かりを取り入れましょう。

食卓には「電球色」の明かりがオススメ。電球色のオレンジ色の光は、料理に温かみをプラスし、美味しそうに見せる効果があります。また、オレンジ色の光には、赤色をきれいに見せる効果も期待できます。

一方、演色性が悪い光の場合は、料理そのものの色がわかりづらいため、美味しそうに見えなくなってしまうため、注意が必要です。

電球色にすることで、リラックスしながら食事を楽しむこともできるため、食事の時間が和やかなひと時になること間違いなしです。

睡眠にオススメの明かり

一般的に家庭での照明の明るさは100〜1000lxほどと言われています。眠気を誘うメラトニンの分泌は500lx以上になると抑制されるため、就寝前はなるべく明るさを抑えて過ごすようにしましょう。

また、白っぽい光は寝付きにくいと言われているため、寝る前は電球色の明かりがオススメです。睡眠前2時間は、50lx以下の光の中でリラックスして過ごすようにすると、スムーズに眠りにつくことができます。

シーンに合わせて調節できる機能とは?

食事をとるダイニングは電球色がいいとお話ししましたが、ダイニングでお子さまが勉強したり、何か作業をする場合は、昼白色や昼光色の光の方が電球色よりも作業に集中出来たり、手元が見やすい光なためオススメです。

LEDライトであれば光の色温度を変えることができる「調色機能」がついた照明であれば、シーンに合わせて光の色味を変えることができます。食事の時は電球色、勉強の時は昼白色と、適した明るさに調節しましょう。

また、明るさを変える「調光機能」付きのタイプであれば、段階的に明るさを変えることができるため、就寝前は明るさを落としたりと活用することができます。

食事と睡眠、オススメの照明器具は?

白熱からLED電球の交換

食事をとるダイニングや、睡眠をとる寝室にオススメの照明器具を見てみましょう。

食卓にオススメの照明器具

■ペンダントライト
ペンダントライトとはコードやチェーンで吊り下げて取り付けるタイプの照明器具です。セードの素材やペンダントライトの大きさにもよって変わってくるところはありますが、低めの位置から照らしたい箇所を照らすための部分照明の役割で、ダイニングテーブル上やカウンターテーブル上などに配置されることが多いです。

■シーリングライト
シーリングライトとは天井面にピタッとくっつけて取り付けるタイプの照明器具です。高い位置から照らすため、広い範囲を満遍なく照らすことができます。

■シーリングスポットライト
シーリングスポットライトとは、シーリングライトの機能とスポットライトの機能が一体となった照明の事です。シーリングライトは1つの照明でお部屋全体を照らせるのに対し、スポットライトは、複数つかうことでお部屋全体を照らせます。

スポットライトはある程度向きを自由に変えられるため、壁や天井に光をあてて間接照明として使ったり、絵などを部分的に照らすなど光の演出もできるのが魅力ですが、1つの引掛けシーリングには1つのスポットライトしか取り付けができず、ダクトレールがなかったり、引掛けシーリングがお部屋に1つしかないと、部屋全体を照らせないため使いづらいのが難点です。

しかし、シーリングスポットライトは1つの引掛けシーリングでも複数のスポットライトが取り付けられるよう、大体3~4つのスポットライトが一体となっているため、大体6~8畳であればシーリングスポットライト1つで部屋全体を照らすことができます。

寝室にオススメの照明器具

■ブラケットライト
ブラケットライトとは壁に取り付けるタイプの照明器具です。ベッドの近くに取り付けて、就寝前は天井照明を落としブラケットライトのみにすることで、リラックスできて安眠しやすい明るさをすることができます。

■フロアライト
フロアライトとは床に置いて使うタイプの照明器具です。コンセントに差して使うことができるため、工事の必要がなく大変便利です。就寝前はフロアライトの明かりだけにして、リラックスして過ごすのもオススメです。

■テーブルライト
テーブルライトとは卓上に置いて使用するタイプの照明器具です。こちらもコンセントに差して使うことができます。ベッドサイドに置いて使うことが多い照明器具です。

■リーディングライト
リーディングライトとは読書灯とも呼ばれ、本を読むのに適したあかりの照明です。主にベッドボードやベッド際の壁に取り付けて使われます。
ホテルの寝室にもよく採用されていて、デザイン性が高いことからインテリアとしても魅力的な照明です。



まとめ

照明は、明るさや色温度、演色性の違いによって、照らす物の見え方や空間の雰囲気が全く違ってきます。

料理を美味しそうに見せたいなら、「電球色」の明かりで、演色性の高いものを選ぶと、料理をキレイに見せることができます。また、就寝前は「電球色」の明かりで、明るさを50lx以下に抑えることで、リラックスした状態で眠りにつくことができます。

照明はただ明るく照らすためのものではなく、様々な活用方法があります。照明器具の種類も豊富ですので、空間や生活シーンに合わせたものを選びましょう。

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