ナチュラルで自然のぬくもりを感じる北欧風のキッチンって憧れますよね。キッチンカウンターにペンダントライトを取り付けると、北欧風のオシャレなキッチンを演出することができます。
インテリアを考えるときに照明は見落としがちですが、どんな照明を選ぶかで空間の雰囲気はガラッと変わります。
ここではペンダントライトを取り付けて北欧風のキッチンを叶えるコツを紹介します♪
北欧風キッチンにはペンダントライトがオススメ
北欧風のキッチンを目指すなら、キッチンや壁紙も色や素材にこだわって選びたいですよね。照明はペンダントライトを選ぶと、もっと北欧感を演出することができます♪
北欧風のキッチンとは?
北欧風とはナチュラルで温かみのある素材に差し色や柄物で遊び心をプラスしたインテリアスタイルです。
北欧風のキッチンは、ホワイトやアイボリー、薄いブラウンなどナチュラルな色合いでまとめ、ウッドテイストで自然を感じられるような素材を取り入れるのがポイントです。壁紙や家電、調理器具などで差し色をプラスした、オシャレな色使いも特徴的です。
北欧風の照明使い
北欧地域では天井から1つの照明で空間全体を照らす「一室一灯」の文化がありません。明るすぎない優しい色合いの光を複数設置する「一室多灯」スタイルが基本です。
北欧インテリアの基本は「リラックスできる空間」であること。1つで全体を照らすことができる明るい照明は、脳を活性化させてしまいリラックス効果が期待できません。
天井には優しい光のペンダントライトを照らし、フロアライトやデスクライトで明るさを補う、そんなスタイルが北欧風です。
ペンダントライトとは?
ペンダントライトとは天井からコードやチェーンで吊り下げられた照明器具のことです。それに対しシーリングライトとは天井面にピッタリくっついた照明のことをいいます。
日本でよく使われているシーリングライトは高い位置から空間全体を明るく照らしますが、ペンダントライトは低い位置から照らしたい箇所だけをスポット的に照らす照明です。
1つでは空間全体を照らすことができないため、ペンダントライトを複数組み合わせたり、フロアライトやデスクライトと併用して使うことが多いです。
北欧風キッチンにペンダントライトがオススメな理由
ペンダントライトは照らしたいところをスポット的に照らすことができる照明です。キッチンに取り入れると、調理する手元をしっかり照らすことができるので、北欧ではキッチンにペンダントライトを取り付けるのが主流となっています。
このように機能的な理由もありますが、優しい明かりのペンダントライトが複数取り付けられたキッチンは、オシャレでインテリア性抜群です♪
北欧風キッチンを叶える♪ペンダントライトの多灯使い
キッチンにペンダントライトを取り付ける場合、キッチンの幅に合わせて小型のものを2〜3個取り付けるスタイルが人気です。天井に照明を取り付けるための引掛シーリングを2〜3こ取り付けてもいいですが、自由に照明の位置を変えられるレールを取り付けて、オシャレで実用的なキッチンにしませんか?
多灯使いを可能にするダクトレールとは?
ダクトレールとは、天井などに設置して複数の照明を取り付けることができる、レール状の照明部品のことです。レール上であればどこの位置にも電流が流れているので、好きな位置に照明を取り付けることができます。
照明を取り付けたい位置に必要な分だけ引掛シーリングを取り付けてもいいですが、ダクトレールを1本取り付けると、レール上であれば照明の位置も個数も自由に変えることができて大変便利です♪
このように、ダクトレールは手軽に照明の多灯使いを楽しむことができるアイテムとして注目されています。
ダクトレールの種類
ダクトレールには取り付け方が違う4つのタイプがあります。
【電気工事が不要】
■簡易取付タイプ
簡易取付タイプは天井に引掛シーリングがあれば取り付けることができるダクトレールです。引掛シーリングの分、レールが天井から浮いた状態になります。
■コンセントプラグタイプ
コンセントプラグはコードがついていて、コンセントに差し込むことで使うことができるダクトレールです。引掛シーリングがない位置にも取り付け可能ですが、取り付けるにはネジで固定する必要があります。
【電気工事が必要】
■直付タイプ
直付タイプとは天井に直接ネジで固定して取り付けるダクトレールです。安定感があり、天井にくっついているため圧迫感もありません。
■埋込タイプ
埋込タイプとは天井に切り込みを入れ、レールを天井の中に埋め込んで取り付けるダクトレールです。天井面がフラットになるので、インテリア性を重視する方にオススメ。
ダクトレールの選び方
新築やリフォームのタイミングであれば、本格的な埋込タイプや直付タイプがおすすめです。天井から浮かずに取り付けることができ、コンセントプラグタイプのようにコードがむき出しになることもありません。よりスタイリッシュな印象に仕上がります。
すでに住んでいる家にダクトレールを取り付けたい場合、取り付ける場所に引掛シーリングがあるなら簡易取付タイプ、引掛シーリングがないならコンセントプラグタイプを取り付けましょう。もちろん、電気工事をして埋込タイプや直付タイプを取り付けるのもOKです!
ペンダントライトで北欧風のキッチンを作るコツ
ペンダントライトで北欧風のキッチンを演出するにはどうしたらいいでしょうか?ちょっとしたコツを紹介します♪
オススメのペンダントライト
ダクトレールに取り付けるなら、大きいペンダントライトを1つ取り付けるのではなく、小型のものを2〜3個取り付けましょう。多灯使いをすると、一気に北欧感がアップします。
材質はシェード部分が木製のものやガラス製のもの、マットな質感のものがオススメです。全く同じデザインのものを複数取り付けてもオシャレですが、シェード部分のカラーを変えてみると遊び心が感じられます。
ペンダントライトの長さ
キッチンカウンターにペンダントライトを取り付ける場合、天板から60〜70cmほどの位置にペンダントライトがくるように長さを調整しましょう。低すぎると調理の際に邪魔になり、高すぎると十分な明るさが届かない…ということもあります。
まとめ
「北欧風のキッチンにしたい!」と、システムキッチンや家電、壁紙にこだわる方は多いと思います。しかし、もっと北欧感がアップしたオシャレな空間にしたいなら、ペンダントライトを取り入れるのがオススメです。
北欧の照明使いの基本は「多灯使い」です。ダクトレールを取り付けて、ペンダントライトを2〜3個吊るすスタイルが人気です。シェード部分が木製やガラス製、マットな質感の小型なタイプが、北欧のキッチンにオススメです。
ペンダントライトはオシャレなだけでなく、調理する手元をピンポイントで明るく照らす効果があるので、実用性も兼ね備えています。
キッチンにペンダントを取り付けて、北欧風のオシャレなキッチンを叶えましょう♪