【2022年度版】ダクトレールに照明を取り付けよう! メリットや方法について

ダクトレールにスポットライトなどの照明を取り付けるスタイルは、近年、一般家庭用の照明としても人気を集めています。インテリア系のメディア記事やSNSなどで、レールに取り付けた多灯使いの照明を見て「真似してみたいな」と感じたことのある方も多いのではないでしょうか?

ここでは、ダクトレール照明とはどのようなものなのかと魅力やメリットについて、また、ダクトレールの種類や取り付け方、ダクトレールに取り付ける照明の種類などについてご紹介します。

照明を取り付ける「ダクトレール」とはどんなもの?

ダクトレールにつけた照明器具

ダクトレールとは、天井に照明を設置するためのバー状の器具です。
「ライティングレール」「ライティングダクト」などと呼ばれることもあります。

ダクトレールの内部には電流が流れていて、レール上であればどこにでもスポットライトやペンダントライトなどの照明器具を取り付けて使うことが可能です。重さや電気容量の許容範囲内ならいくつでも照明を取り付けることができます。

ダクトレールはもともと舞台照明用に使われていたものが、商業施設やオフィスなどの照明にも使われるようになっていったものです。

近年では一般家庭のインテリアや照明にも個性やおしゃれさを求める人が増えました。コンクリートやスチールなどを生かしたブルックリン風インテリアの人気なども手伝って、一般家庭の照明にもダクトレールが取り入れられるようになってきました。



部屋に照明用ダクトレールを取り付ける魅力とは

キッチンペンダントライト

家庭用照明として、部屋にダクトレールを設置する人がじわじわと増えてきています。 従来の室内用照明とダクトレール照明では、どのような違いがあるのでしょうか?
ダクトレールを使った照明の魅力やメリットについて見ていきましょう。

一般的な照明と一味違う雰囲気を演出できる

家庭内で使われる照明は、天井のシーリングライトやペンダントライト一灯で全体を照らす形になっていることが多いです。プラスしてダウンライトやスタンドライトなどを補助的に使用しているケースもあるかもしれません。

ダクトレールはお店などで見かけることは多いですが、一般家庭の照明として取り入れている方はまだまだ少ないです。部屋にダクトレール照明を採り入れることで、ほかにはない一味違った雰囲気の部屋作りに役立ちます。

照明づかいの自由度が上がる

分譲住宅や賃貸住宅などでは、あらかじめ天井に設置された引掛シーリングなどを利用して天井照明を取り付けることになります。新築やリノベーションの場合であれば照明を取り付けたい場所や個数を決めて設置することができますが、それでも基本的には最初に設置した位置や個数の変更は難しいです。

照明用ダクトレールを部屋に設置することで、照明器具の位置や個数の調整や変更が容易になります。明るさを足したいときに照明器具の数を増やしたり、部屋のレイアウト変更などに合わせて照明器具を取り付ける位置を変えたりなど、照明づかいの自由度が上がるという魅力があります。

照明の取り換えやメンテナンスが楽になる

照明器具の取り外しや取り付けというのは、意外と手間がかかることも多いものです。ダクトレール照明は、小型の照明器具を複数灯取り付けるケースが多いため、取り外しや取り付けが比較的楽にできる点を魅力として感じる方が多いようです。

気に入った照明器具を見つけたときや部屋の模様替えのときなどに、今使っている照明器具から別の照明器具に取り換えることも手軽にできます。ペンダントライトのシェードを掃除したいときにも、さっと取り外して拭き掃除できるので便利です。

照明を取り付ける以外にも活用できる

ダクトレールは規格化されており、もともと店舗用などによく使われてきたものなので、照明器具以外にも設置できるアダプターがいろいろと販売されています。

たとえば、コンセントプラグアダプターをダクトレールに付ければ、コンセントとして使用できます。コンセントプラグ式のダクトレールを複数設置する際などに便利です。

また、ダクトレールに取り付けられる吊り下げフックなどもあります。バスケットなどを吊り下げて花や植物を飾るなど、部屋のディスプレイにもダクトレールが活用できます。


照明用ダクトレールの種類と取り付け方

照明用ダクトレールにもさまざまな種類があり、種類によって取り付け方が変わってきます。主なダクトレールの種類と特徴、取り付け方をご紹介します。

本格的なダクトレール(直付け・埋め込みなど)

ダクトレール

ダクトレールは、新築時やリノベーション時などに天井に施工する本格的なタイプと、部屋にある電源を利用して後付けで設置するタイプに大きく分けることができます。

本格的なダクトレールは、設置する部屋のレイアウトやインテリア計画とあわせてプランニングおよび施工を行うため、設置目的をかなえやすいのが魅力です。

レールの長さや本数、配置方法も自由にプランニングできるため、直線に限らず、L字型やコの字型といった形状に設置することもできます。天井に埋め込む形での設置も可能なので「多灯使いはしたいけど、レールをあまり目立たせたくない」というケースにも対応しやすいと言えます。

このような本格的なダクトレールは、新築やリノベーションのタイミングなどに設置するのが一般的です。取り付ける際には電気工事を行わなければならず、後付けで設置する場合は専門業者に依頼する必要があります。



簡易式ダクトレール

簡易式ダクトレールは、引掛シーリングに設置できるタイプのダクトレールです。 引掛シーリングとは、天井に照明器具を設置するための電源ソケットとプラグです。照明器具の電源としての役割と、照明器具の重さを支える器具としての役割をあわせて持っています。

天井にあるソケットは引掛シーリングボディ、照明器具側のプラグは引掛けシーリングキャップと呼ばれます。この引掛シーリングボディに取り付けることができるダクトレール、つまり引掛シーリングキャップのあるダクトレールが、簡易式ダクトレールです。

取り付けできるのは引掛シーリングのある場所に限られ、長さや設置できる重さにも制限がありますが、新築時などでなくても後から手軽にダクトレールを取り付けられるのは魅力です。天井に穴を開けずに取り付けられる製品が多く、賃貸住宅でダクトレールを使いたい場合にも便利です。

簡易式ダクトレールの取り付け方は、製品によって細かい部分は異なりますが、基本的には引掛シーリングボディに取り付け金具を設置し、ダクトレールと天井の端子を接続、レールを取り付け金具に固定するという手順で取り付けることができます。



コンセントプラグ式ダクトレール

コンセントプラグ式ダクトレールは、コンセントから電源を取ることができるタイプのダクトレールです。 天井にネジで取り付ける必要があり、簡易ダクトレールほど手軽ではありませんが、コンセントにつないで使えるため電気工事不要でダクトレールを設置できます。

コンセントの位置や天井の構造に合わせる必要があるため、本格的なダクトレールほど自由度は高くありませんが、簡易ダクトレールと異なりいろいろな場所を選んで設置可能です。複数本設置して、L字型などに配置することもできます。

コンセントプラグ式ダクトレールの取り付け方は、天井にネジで取り付けてコンセントにつなぐだけです。下地のある位置でなければ固定できないため、あらかじめ下地の位置を確認しておくことが大切です。

ダクトレールに取り付ける照明はどう選ぶ?

ダクトレールを設置すれば、レール状に複数灯の照明器具を取り付けることができます。ダクトレールに取り付けられるのはどんな照明器具なのかを知っておきましょう。

ダクトレールには規格が定められている

照明用のダクトレールは「ライティングダクト」として製品規格が規定されています。このため、ダクトレール対応の照明器具(ダクトプラグ)であれば、メーカーを問わず取り付けることができます。

ダクトレールに取り付けて使える引掛シーリングボディ(変換プラグ)なども販売されているため、こうしたものを利用すれば引掛シーリング用のペンダントライトなどをダクトレールに取り付けて使うことも可能です。

基本はスポットライトかペンダントライト

ダクトレールに取り付けられるのは、天井に設置できるタイプの照明です。ただしシーリングライトは天井面に直接設置する構造になっているため、ダクトレールに取り付けることはできません。

ダクトレール照明は多灯使いが基本となるため、ダクトレール用照明は「スポットライト」「ペンダントライト」のいずれかであるケースがほとんどです。

ダクトレールにスポットライトを取り付ければ、壁や天井を照らしてメリハリのある照明使いができます。作業場所や子どもの遊び場所など、部分的に明るさを足したいときにも役立ちます。

ペンダントライトにはさまざまなデザインのものがありますが、ダクトレールに複数灯並べて吊るすことでよりデザインを強調し、おしゃれな雰囲気を出すことができます。キッチンカウンターやダイニングテーブル上などにぴったりな使い方です。

まとめ

ダクトレール照明とはどのようなものなのか、その魅力やメリットについてと、ダクトレールの種類や取り付け方、ダクトレールに取り付ける照明の種類などについてご説明させていただきました。

簡易式のダクトレールやコンセントプラグ式のダクトレールであれば、比較的簡単にご自宅に取り入れることができます。ペンダントライトなど照明の多灯使いを部屋に取り入れてみたい方は、ダクトレールの取り付けを検討してみてはいかがでしょうか。

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