豊富な種類がある照明器具の中でも、シャンデリアライトはデザイン性が高く高級感を漂わせます。インテリアとしても活用でき、手に入れて家に設置したいと憧れる方も多い一方で、「家には似合わないと思う」と感じてしまう方もいます。
シャンデリアライトは高いデザイン性が特徴ですが、設置する場所を選ばないとかえって違和感を覚えてしまう可能性もあるのです。そのため、シャンデリアライトを設置することを検討している場合は、その空間とマッチするか確認しなければいけません。
今回は、シャンデリアライトの特徴や他の照明器具との違い、おすすめの設置場所について解説し、最後におすすめのシャンデリアを紹介します。シャンデリアライトを取り付けて高級感を味わいたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
シャンデリアライトの特徴
まずはシャンデリアライトの特徴について理解していきましょう。
シャンデリアライトは何と言ってもデザイン性が高く、豪華な装飾が施された照明器具であるのが最大の特徴です。他の照明器具と比べても華やかさがあり、設置した空間の雰囲気を豪華にする効果があります。デザイン性を重視した作りになっているので、光の広がり方やフレーム部分もこだわりがあります。
その高いデザイン性は美術的要素も多く、インテリアとしても活用することができます。消灯しているときでも存在感があるので、おしゃれなインテリアにもなります。中世ヨーロッパの宮廷文化から日本に伝わったとされていて、シャンデリアライトの非日常感は、他の照明器具では味わうことができません。
また、最近ではLEDを使ったりシンプルなデザインのシャンデリアライトが販売されたりと、設置のハードルも下がっています。そのため、インテリアとしても活用しやすくなっているのです。
シャンデリアライトと他の照明器具の違いとは?
シャンデリアライトは、他の照明と明確に違う点がいくつかあります。ここでは、ペンダントライトとシーリングライトとの違いを検討しています。
ペンダントライトとの違い
シャンデリアライトとペンダントライトの場合、光の広がり方に違いがあります。ペンダントライトはピンポイントに照らすのに対し、シャンデリアライトは部屋全体をほんのりと照らすような設計になっています。
シャンデリアライトは光が拡散するように広がっていきますが、ペンダントライトは一方向を照らす特徴があり、ダイニングテーブルや勉強机を照らすのに適しています。
また、デザイン性にもそれぞれ特徴があり、シャンデリアライトは華やかさや高級感、ペンダントライトはおしゃれでスタイリッシュなデザインとなっているものが多いです。そのため、設置することで違った印象を与えてくれます。
シーリングライトとの違い
シーリングライトとシャンデリアライトでは、補助的な役割の照明であるかどうかという点で異なります。意外に思う方もいるかもしれませんが、シャンデリアライトは「補助照明」というジャンルに分類され、明るさが足りない部分を補う照明としての役割があるとされています。一方で、シーリングライトはメインの照明として部屋全体を照らす照明に分類されています。
そのため、シーリングライトは照明としての機能が重視され、シャンデリアライトはインテリアとしても活用できるようになっています。補助照明にはブラケットライトやフロアライトも分類されるように、部分的に照らしつつインテリアとしてのデザイン性にもこだわっているものが多くあります。
このように、シーリングライトとシャンデリアライトでは照明としての役割が異なるという違いがあります。
シャンデリアライトの設置におすすめの場所
高級感があり華やかな空間にしてくれるシャンデリアライトですが、デザイン性が高い故に設置する場所は選ぶ必要があります。インテリアとしても楽しめる場所に設置しないと、かえって違和感になってしまう可能性があります。
ここでは、シャンデリアライトの設置におすすめの場所を3つ紹介します。
リビング
シャンデリアライトの設置場所としておすすめなのが、リビングです。広い空間にシャンデリアライトを設置することで、昼間は豪華なインテリアとして、夜は柔らかい光でほんのりと照らしてくれる間接照明として活用することができます。
リビングが華やかになるので、シャンデリアライトの特徴を活かしやすいです。また、他のインテリアと同じテイストのシャンデリアライトを選べば、さらにおしゃれなリビングを演出することができるでしょう。
ダイニング
食事シーンで使われるダイニングの上にシャンデリアライトを設置するのもおすすめです。シャンデリアライトの下で食事を取ったり会話をしたりすることで、優雅に感じられます。
おしゃれなダイニングになるだけでなく、料理が美味しそうに見えたり部屋全体を明るく照らしたりと、様々なメリットを得ることができます。毎日の食事シーンを華やかにしたいという方は、ダイニングにシャンデリアライトを設置するのもいいでしょう。
おすすめのシャンデリアライト
最後に、おすすめのシャンデリアライトを3つ紹介します。シャンデリアライトを設置しようと考えている方は、シャンデリアライト選びの参考にしてみてください。
LEDシャンデリア 8灯 セード付き GCH001-8SD
ろうそくを立てるために使われてきた「燭台」をモチーフとしたデザインのこちらのシャンデリアライトは、派手さを抑えたシンプルなデザインながら、上品な印象があります。布シェードとLEDライトが優しい光を演出し、高級感のある空間にしてくれます。
アーム部分はブロンズメッキが素材となっており、優しく温もりを感じやすい色になっています。様々な部屋のテイストに合わせやすく、金属特有の光沢が高級さを演出します。
また、LEDライトを使用しているので長く使うことができます。色も電球色と落ち着いた印象を与えやすいので、リラックスできる空間を作り出してくれます。
シンプルな華やかさを追求したシャンデリア
昔から使われてきたロウソクを立てるための台「燭台」をモチーフとしたデザイン。どこか懐かしさを彷彿とさせ穏やかな心地にしてくれる癒やしと、シャンデリア特有の派手さを抑えたシンプルかつ上品で大人っぽい雰囲気にします。
LEDシャンデリア 6灯 GCH003-6
こちらのシャンデリアライトは、グローブ状のライトとアンバランスなアームが特徴となっていて、不規則なデザインがシャンデリアライト特有の美術性となっています。角度によって奥行きが生まれ、メリハリのある空間を演出できます。
ガラス素材のグローブは直径10㎝と可愛らしいサイズ感となっていて、乳白ガラスが優しい光を演出してくれます。ライトを点灯するとオレンジの光が部屋全体に広がり、消灯時との部屋の印象をがらりと変えてくれます。
アシメントリーでおしゃれな6灯のLEDシャンデリア GCH003-6
緩やかな放物線を描いたアームの先に真球ガラスがついたシャンデリア。空間を華やかに演出します。真鍮メッキと乳白色ガラスの組み合わせにより、高級感の中に安らぎを感じさせます。
受注生産 切子シャンデリア6灯 KRI002
切子ガラスと布シェード、デザイン性の高いアームからできているこちらのシャンデリアライトは、柔らかく涼しげな光を与えてくれます。
切子ガラスとは、ガラスの表面に溝を入れたり削ったりするデザインのことで、日本発祥の技術とされています。ガラスは西欧文化を取り入れたものですが、切子というデザインは江戸時代からある伝統的な技術です。
加えて布シェードを被せているので、柔らかい光を演出しやすく、和を感じられるおしゃれなデザインとなっています。リビングやダイニング、書斎にはもちろん、和室などにもぴったりのシャンデリアライトです。
まとめ
今回は、シャンデリアライトの特徴や他の照明器具との違い、おすすめの設置場所などについて紹介してきました。
シャンデリアライトは高級感がありデザイン性も高いので、豪華な印象を与えてくれる一方で、設置する場所によっては浮いてしまう可能性があります。シャンデリアライトを設置しようと考えている方は、空間のテイストに合うかなど確認しておくようにしましょう。
シャンデリアライトを設置することで、非日常感を味わえます。今回紹介したライトを参考に、シャンデリアライトを設置して優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。