憧れのカフェを開業するには? 費用はどのくらいかかるの?

カフェ

「自宅でカフェを開業してみたい。」
「独立して移動販売でカフェを開業してみたい」

カフェを開業してみたいと思っても、実際に開業するには資金がいくらかかるのかが一番の不安という方も多いのではないでしょうか。

カフェの開業はお店の形によって大きく変わってきます。
今回はカフェの開業にかかる費用や具体的にどんなものに費用がかかるのかについて調べてみました。

カフェを開業するならどんな形があるの?費用はどれが一番安いの?

喫茶をオープンするには

カフェを開業するにあたり、まず問題となるのは「立地」です。
カフェをどんな場所にどんな形でお店を出すのかによって、開業のための費用は大きく変わってきます。

実際にカフェを開くにはどんな形を取れば費用を安く抑えることができるのでしょうか。
まずは一般的なカフェの開業の形をご紹介しながら、少しだけ費用についても見ていきましょう。

自宅を改装して開業する 自宅型カフェ

定年後にお店を開業したり、お仕事を早期リタイヤしてカフェを経営する人に特に人気なのが自宅の一部を改装して開業する自宅型のカフェ。
自宅の使っていない部屋を改造したり、敷地内の使っていない建物を改装してカフェを開業するため、開業資金の中でも大きな比重を占める物件取得費がかからないというメリットがあります。

また、自宅とカフェが一体になっていることで通勤の手間も省ける分、仕込みの時間をしっかりとれるというメリットもあります。
自分の住んでいる家の周りには知り合いも多く、開業までにたくさんの人に口コミで宣伝できて、ご近所さんの憩いの場にもなりやすい。

自宅型カフェを老後の楽しみとして開業するという方も増えてきています。

物件を借りて開業をする 店舗型カフェ

ビルやショッピングモールのテナントとしてお店を出店し開業する店舗型のカフェ。
店舗を借りることで改装中にも賃貸料が発生するなど、開業までの費用は他の形態と比べるとやや高くなってしまいます。

しかしテナントの一店舗としてカフェを開業することで、ショッピングモールなどに買い物に来てくれるお客さんの目に留まりやすいというメリットがあります。

このため、自宅で開業するカフェと比べるとオープン当初の集客は多いことが予想されます。
モールやビルのホームページで開業のお知らせをしてもらえるというメリットもあり、オープンまでの宣伝費用は比較的抑えることが可能です。

商店街の居抜き物件などを借りて開業する場合、思い切った改装をしなければ物件を借りてから短期間で開業することも可能です。
物件を借りる場合はいずれは返却しなければならないので、どこまでお金をかけて改装するのかをあらかじめ決めておいた方が良いですね。

費用が最も抑えられるのは移動店舗

最近若い人の間で人気が出ているのが移動販売型のカフェです。
車を改造していろいろな場所を移動していくので、店舗を構える場合と比べるとはるかに開業資金を抑えることが可能です。
車種や年式にもよりますが、回転資金として200~300万程度あればカフェの開業が可能です。

お天気や時間、季節に合わせていろいろな場所に移動してお店を出せるというところが移動型カフェの一番のメリット。
会社のお昼休みやイベントの情報を自分で調べてお客様をどんどん開拓していくという楽しみもありますね。

ただし、移動型カフェの場合には場所によっては営業許可を取る必要があるので、出店する場所はある程度リサーチしておく方が良いでしょう。

カフェの開業で特に費用がかかるものベスト3

カフェの開業をするためにはお店を開くための場所を用意したり、お店で使うものを買い揃えたりととにかくお金がかかります。
その中でも特に開業のための費用でお金がかかるものを3つご紹介します。
ただし地域やお店の規模によっても費用は違ってきますので、あくまで参考例としてみてください。

カフェの開業にかかる費用① 物件の取得費用

カフェを開業するにあたってもっともお金がかかるのが物件の取得のための費用です。
通常、アパートやマンションを借りる場合には敷金と礼金、仲介手数料などの費用が合わせて1~3か月程度かかります。

しかし、カフェなどの店舗の場合には敷金と礼金、仲介手数料などを合わせると6か月程度の費用を用意しておく必要が出てきます。
また、物件を購入してカフェを開業する場合にはそれ以上の金額がかかることをしっかり理解しておきましょう。

賃貸物件の場合には、カフェをオープンするまでの改装工事中も家賃が発生します。
多めに見積もって1年分くらいの家賃を払えるくらいの開業費用は用意しておくと安心ですね。

カフェの開業にかかる費用② 内装工事の費用

店舗を借りる場合も自宅を改装する場合も、カフェを開業する場合には内装工事をする必要がありますね。
まずは店舗のデザインを決めるためのデザイン料。
そしてお店を作るための材料費、施工費などもかかってきます。

以前、カフェをやっていた居抜き店舗を借りて新しいお店を開業するという場合も前のお店と全く一緒というわけにはいきませんので、その場合もどうしても改装費用は掛かってしまいます。

移動販売車の場合でも普通車からの改造のための費用が内装工事費用にあたりますので、どの形でカフェを開業する場合も内装工事費用はかかる、というわけですね。

カフェの開業にかかる費用③ 設備費

カフェの開業のためにかかる設備費は大きく分けると厨房設備の費用と空調設備の費用の2つがあります。
お店の規模にもよりますが、全くの新規でお店を作る場合は厨房設備と空調設備で200~400万程度の費用がかかる場合があります。

特にここ数年はお店の中の換気システムや空気清浄機などに力を入れているお店が多いため、ここで手を抜いてしまうと後で困ったことになることが出てきます。
厨房設備については中古で状態の良いものを探してみると新品の半額以下で購入できるものもありますので、まずは中古で探してみるのがベターかもしれませんね。

こんなものまで!? カフェの開業にかかる意外な費用って?

カフェの開業に向けていろいろな準備をする中で、店舗やインテリア、装備費の他にもこまごまとした費用が掛かるものが出てきます。

店舗自体にかかる費用や食材費などの他にカフェの開業まで必要になってくる思わぬ出費とはどんなものがあるのでしょうか。
中にはうっかりしているとお店の開業が遅れてしまうというものも出てきますので、しっかりと押さえておきましょう。

カフェの開業にかかる意外な費用① 営業許可申請

カフェは飲食を取り扱うお店なので、開業までに営業許可の申請をする必要があります。
これは各市町村ごとに金額が違ってきますが、カフェは飲食店営業の中でも喫茶店営業許可という分類で大体20,000円前後の費用が掛かってきます。
営業許可は5~8年に一度更新をしなくてはいけないので、開業後も営業を続ける限りはこちらの費用も発生していきます。

カフェの開業にかかる意外な費用② 防火管理資格

開業を予定しているカフェの広さにもよりますが、収容人数が30名以上のお店を開業する場合には防火管理資格も取得しなければいけません。
防火管理の資格は大きく分けて2種類に分けられていて、お店の延べ床面積によって資格の種類が変わってきます。
延べ面積が300平方メートル以上の場合の甲種、延べ面積300平方メートル未満の場合の乙種をそれぞれ取得する必要が出てきますが、どちらも1~2日の講習を受ければ取得できる資格です。

カフェの開業にかかる意外な費用③ 食品衛生責任者の資格

カフェに限らずコンビニやスーパーなどでも食品を取り扱うお店の場合には、必ず食品衛生責任者を置かなくてはいけないことが決められています。
都道府県の食品衛生協会が開催している講習を受講すれば取得できる資格ですが、意外と講習希望をする人が多く早めに予約をしておかないと数か月待ちというケースもあるようです。

食品衛生責任者の資格は、保健所に店舗の営業許可申請をする際に必要となるので、開業の準備を始める前に取っておく方が良いかもしれません。
講習にかかる費用は10,000円程度で、こちらの資格は全国共通の資格なので、どこの都道府県で取得してもOKですね。

カフェの開業にかかる意外な費用④ 組合費・商店会費

カフェをどこで開業するかによって変わってきますが、例えば商店街に店舗を構えてカフェを開業する場合には商店会の組合に入る必要があるケースも出てきます。

また地区によっては食品衛生協会の組合があったり、町内会費を払わなければいけなかったりさまざまなケースが予想されます。

会費は年間で数千円ということがほとんどですが、少ないとはいえ毎年かかる費用になってくるのでしっかりと計算に入れておく必要がありますね。

最後に カフェの開業後も細かい費用に注意を

カフェの開業を計画してから軌道に乗せるまではとにかくいろいろな費用が発生して、あっという間にお金が無くなっていきます。

節約できるところは節約する。
すぐに買わなくても良いものと絶対に必要なものとをしっかり把握すること。

費用を抑えても良いお店を開業することは絶対にできますので、しっかりお金の計算もしながら素敵なカフェを開業して下さい。

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