リフォームとリノベーションの違いとは?リノベーションのメリデメ

照明選びのポイント

今回は、リフォームとリノベーションの違いなどを紹介します。住まいをより良くしたくなったときに、リフォームかリノベーションのどちらにしようか迷う方が少なくないでしょう。そうした方の手助けをしますので、最後までご覧ください。

リフォームとリノベーションの違い①

住まいを修復するためにリフォームしたり、今の住まいをより良くするためのリノベーションが行われる場合もあります。住まいをどのように改善したいのかを良く考えた上で、リフォームかリノベーションを選択しましょう。

リフォーム

リフォームとは、老朽化した建物を新築の状態に戻したり、部分修復することを意味します。マンションやアパートの場合、リフォームを原状回復と呼ぶこともあり、入居者が退居した後に住む前の状態に戻す必要があります。リフォームの例は、外装の塗り直し、キッチンの設備変更、壁紙の張り替えなどが挙げられます。

リノベーション

リノベーションとは、既存の建物に新たな機能や価値を与えるための改装工事です。新築の時以上の性能を目指して工事するのが、リノベーションの目的です。例えば間仕切りを広くしたり、キッチンをより現代的かつ機能性の高いものに変更するなどがあります。リノベーションの場合は物件を購入してから引き渡し、住宅ローンの審査を受けた後、工事部分に関する契約締結をします。

デザイナーと具体的にどういう設計にするかを相談し、デザインが決まれば工事開始となります。建物の価値を向上させることができるのも、リノベーションの特徴です。リノベーションで価値が付加された住まいなら、仮に住まいを売却する際に、高値で引き取ってもらえる可能性が高くなります。

工事の規模

比較的小規模な工事はリフォームに分類され、システムキッチンや、ユニットバスの入れ替えなど部分的な改修です。リノベーションの場合、間取り・水道管・排水管・冷暖房換気設備の変更などの大規模な工事を指します。全てを解体するフルスケルトンで、躯体構造だけにして改修する場合もリノベーションに当てはまります。

住まいの性能

用途変更が目的のリノベーションをコンバージョン(変換、転換)と呼び、住宅にオフィススペースを設ける等が挙げられます。少子化で廃校になった学校がオフィスや福祉施設になる対策として、コンバージョンで新たな用途として施設を利用できるようにします。リノベーションの場合、断熱や採光、通風、省エネなど住まいの性能を大きく向上させる改修が可能です。収納性の向上など生活向上のための改善もでき、そういった意味でもリノベーションも有効な工事です。

費用や工事期間などの違い

築浅リフォームの場合、窯工事費用が安く、築古リノベーションは窯工事費用が高いです。築浅リフォームは、工事費用を上げれば自由な間取り設計も可能なので、お財布に余裕があるなら、築浅リフォームで工事費用を高くするのも選択肢の一つです。築浅リフォームの工事期間は短く、築古リノベーションの工事期間が長いため、それらの点も考慮して住まいづくりをする必要があります。

リフォームとリノベーションの違い②

リフォームが適している場合と、リノベーションの方が適している場合もあり、ここではそれぞれのメリットを見ていきます。

リフォームが適している場合

キッチンや洗面台の交換やフローリングの交換は、リフォームで対応可能です。リノベーションに比べて工事期間が短くコストが安いので、予算や工期を抑えつつ最低限の機能性を確保できます。大幅な住宅の変更を望まない場合は、リフォームを選択しましょう。

リノベーションが適している場合

リノベーションはライフスタイルの変更や、設備の使いにくさの改善に適しています。水回りの機能向上のために、配管を移動させる場合もリノベーションが実施されます。二世帯同居のために部屋の数を変更、既存の壁を撤去して間取りを広くする際にもリノベーションで対応できます。好みの立地や間取りの新築物件が見つからなかった場合、中古物件を購入してリノベーションするという選択肢もあります。

リフォームとリノベーションの違い③

リノベーションのメリットは、生活スタイルに合わせた自由設計ができ、物件の選択肢が多いなどです。新築よりも安く済むケースがあり、経済的に優しい住まいづくりにリノベーションが適しています。

生活スタイルに合わせた自由設計

リノベーションのメリットは、自分好みの設計に合わせた住居空間にできることです。住まいの空間をよりデザイン性の高いものに改良する際、リノベーションがおすすめです。住環境を現代的なスタイルに合わせて、間取りや内外装などの変更もリノベーションに含まれます。例えば、耐久性や耐震性を高めるために壁を補修したり、仕切りの壁を無くして広々としたリビングダイニングキッチンにする場合もリノベーションに該当します。近年リノベーションの人気が高く、自由自在に住まいをアレンジできることが大きな魅力です。

物件の選択肢が多い

リノベーションの場合、新築物件だけではなく、中古物件や築古物件でも、リノベーションで住まいを作り変えることで、新築と同様かそれ以上の環境となり、快適な住まいで生活することも夢ではありません。リノベーションで思い切って住まいを一新させるのも、理想的な生活を送るためのポイントです。

新築よりも経済的

中古物件をリノベーションする場合、新築よりもかなりの低コストに抑えることが可能で、一般的に新築と比較して20%~30%安くなります。コスト面を重視して住まいを設計するのであれば、リノベーションがおすすめです。

リフォームとリノベーションの違い④

リノベーションのデメリットは、耐震性やローンが挙げられています。それらのデメリットもリノベーションの参考にしてください。

中古物件の耐久性に問題あり

リノベーションのデメリットは、中古物件の築年数によっては、耐震工事が必要な場合が多いことです。耐震工事が加わると費用が高額になり、引き渡しまでの期間が長くなってしまいます。

リフォームローンなどの金利が高い

中古住宅購入後にリノベーションする場合、リフォームローンを組まなくてはなりません。リフォームローンとは、ご自宅に抵当権をつけない無担保ローンが一般的で、借入審査が早くて借入額の上限が低いです。リフォームローンの返済期間が、6ヵ月〜15年程度に対して、住宅ローンの返済期間が最長30〜35年と大きく異なります。住宅ローンよりもやや金利が高いため、リフォームローンを組む際は注意しましょう。

まとめ

リフォームとリノベーションは似ているようで全く異なる工事です。リフォームかリノベーションで迷っている方は、それぞれの違いを踏まえた上で住まいづくりをしましょう。長く住み続ける住まいだからこそ、どんな住まいにすべきか真剣に考えて、悔いのない選択をしたいですよね。今回の情報提供が、住まいづくりのきっかけになりましたら幸いです。

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