照明器具の取り付けには工事が必須?

お部屋を明るく照らすために必須の照明器具ですが、取り付けには工事が必要で難しそうと考えている人もいるでしょう。しかし実は照明器具の取り付けは自分でできる場合もあります。また取り付け工事も比較的お手頃な価格で行えるので、意外と手軽に照明器具は取り付けたり交換したりできます。
本記事では「照明器具の工事費用や自分でできる照明器具の取り換え方法」についてご紹介します。照明器具本体の寿命は平均10年程度とされています。劣化した消耗器具を使用し続けると異臭や火災といったトラブルの原因となるため、必要に応じて交換すべきでしょう。
照明器具を新調すれば、お部屋の明るさや雰囲気が変わります。新居・リフォームなどで照明を新しくする方、お部屋の雰囲気を変えたい方は照明器具の取り付けや交換を考えてみてはいかがでしょうか。

照明器具の新規取り付けには工事が必要

照明器具を新たに設置する場合は、電気工事業者に依頼して工事を行う必要があります。
電気配線の工事には電気工事士など、特別な資格を持った人が作業を行わなければなりません。電気配線を個人で触るのは非常に危険なだけでなく、法律にも抵触する恐れがあります。必ず専門の電気工事業者に依頼するようにしましょう。
ただし天井に既に引掛シーリングやダクトレールが設置されており、照明器具本体を付け替えるだけなら個人でも取り付け・取り替えを行える場合があります。



引掛シーリングがある場合は個人で取り付けできる

既に天井に引掛シーリングが設置されている場合、個人でも引掛シーリングに対応した照明器具を取り付けできます。シーリングライトの交換は個人でも比較的簡単に行えるので、電気工事業者に依頼する必要はありません。
ただし引掛シーリングが天井についていない場合は電気工事が必要になるので、その場合は電気工事業者にお願いしましょう。また引掛シーリング対応器具でも照明器具本体が重い場合、落下防止のため天井に穴をあけてビスで固定するなど、工事が必要となるモデルもあります。
自分で照明器具本体の取り付けを行う場合は、個人でも交換できるかどうか確認しておくことをおすすめします。

簡易取付式ダクトレールは個人でも取り付け可能

個人で取り付けできる照明を取り付けるための配線器具があります。
引掛シーリングに対応した「簡易取付式ダクトレール」は、電気工事を必要とせず、簡単に個人でも取り付けできる照明を取り付けるための配線器具です。ダクトレールとは、レール上であれば自由に照明の位置を移動できる照明器具です。レール上のご希望の位置にダクトプラグの器具を複数台取り付けて頂けます。ダクトレールはダイニングテーブル上などに設置される方が多いです。ペンダントライトなど、天井から吊り下げる照明器具を設置することで、おしゃれで使い勝手の良い照明器具となります。
また簡易取付式ダクトレールに限らず、引掛シーリングに対応した照明器具なら工事なしで取り付けできる照明器具もあります。ただし重い照明器具や天井にビズ打ちが必要な照明器具は、電気工事業者による工事が必要になる場合があります。また賃貸住宅では天井に穴をあけることは禁止されているので注意しましょう。
シーリングライト以外にも自分で取り付けできる照明器具がないか、探してみてはいかがでしょうか。

照明器具の取り付け工事費用を紹介

「照明器具を電気工事業者に頼んだ場合、どのくらいコストがかかるのだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。設置工事の料金は取り付ける器具の種類や大きさなどに左右されるので一概には言えませんが、一般的には数千円から1万円程度が相場といわれています。
以下では、照明器具の取り付け工事にかかる費用とその内訳についてご紹介します。



業者に依頼すると工賃が平均5,000円前後かかる

電気工事業者に照明器具の取り付け工事を依頼する場合、照明器具の種類や大きさにもよりますが、一般的には5,000円程度の工賃がかかります。
ただし5,000円はあくまで工賃で、別途出張料など追加費用が発生する場合もあります。詳しくは依頼予定の電気工事業者に確認してみることをおすすめします。また電気工事を依頼する前に、工賃を見積っておくことをおすすめします。

自分で取り付ける場合は照明器具代金のみ

一方で電気工事業者に依頼せず自分で照明器具を設置する場合、必要となるお金は照明器具の購入代金のみです。
ただし上述したように、モデルによっては電気工事業者にしか取り付けを行えない照明器具もあります。既に引掛シーリングが天井に設置されており、取り付け予定の照明器具が引掛シーリングに対応していれば、個人で照明器具を取り付けできる場合があります。

複雑な照明器具だと費用はかさむ

照明器具の種類や設置予定のお部屋の環境によっては、電気工事の費用がかさむ可能性があります。大型のシャンデリアなどを取り付ける、特殊な照明器具を設置するなど、複雑な照明器具になるほど取り付けコストは上昇する傾向にあります。
立派な照明器具を取り付ける場合はお部屋の雰囲気も大きく変わる可能性があります。照明を取り付けるだけでなく、お部屋のリフォームもセットで考えてみてはいかがでしょうか。

工事せずに照明器具を取り付ける手順

「引掛シーリングを活用して、自分で照明器具を取り付けるにはどうしたらよいのだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。そこで下記では、自分で照明器具を取り外したり交換したりする際の手順についてご紹介します。
照明器具を取り付ける場合は安全に作業できるよう、周囲の環境を整えてから作業に臨みましょう。また照明を取り換える際は、照明の電源をオフにしておきましょう。

工事せず照明器具を取り付ける手順1:シーリングライトを外す

既に照明器具が設置されている場合、照明器具を取り外しましょう。具体的な手順は、下記の通りです。
照明カバーを取り外す
電球を取り外す
照明器具本体を取り外す
照明カバーは左右に回すことで取り外しできることが多いです。電球も同様に、左右に回せば取り外しできます。
照明器具の取り外しも、意外と簡単にできます。照明器具本体の取り外し方は種類によりますが、シーリングライトの場合はアダプターに付いている固定ボタンを解除することで取り外しできます。

工事せず照明器具を取り付ける手順2:シーリングライトのアダプターを取り替える

照明器具本体を取り外したら、次は引掛シーリングに接続されているアダプターを交換しましょう。アダプターは左側に回すと取り外しできることが多いです。
アダプターの取り付け方が甘いと、照明器具が落下するリスクがあります。新しいアダプターを取り付けたら、しっかり固定されているかを確認しましょう。

工事せず照明器具を取り付ける手順3:照明を取り付ける

アダプターを取り替えたら、新しいシーリングライトの器具を取り付けましょう。シーリングライトの取り付け手順は下記の通りです。
アダプターのコードを照明器具本体に繋げる
照明器具本体をアダプターに取り付ける
シーリングライトを取り付ける
シーリングライトのカバーを設置する
作業完了したらスイッチをオンにして、問題なく点灯するか確認しましょう。

照明器具の取り付け工事を行うなら電気工事業者にお願いしよう

「電気工事業者に照明器具取り付けを依頼したいけど、どうやって頼めば良いのか分からない」という人もいるでしょう。そこで下記では、電気工事業者の探し方についてご紹介します。
電気工事業者は全国各地にあるので、きっとあなたの自宅近くにも照明器具の取り付けを依頼できる会社があるはずです。

インターネットで近くの電気工事業者を検索

特にこだわりやコネがなければ、インターネットを通じてお近くの電気工事業者を検索する方法が手軽です。
例えば「全国安心工務店ネット」というサイトでは、全国の工務店を手軽に検索できます。リフォームと一緒に照明器具の新設を行う場合は利用してみてはいかがでしょうか。他にも「全日本電気工事工業組合連合会」というサイトでは、全国各地の電気工事業者を簡単に検索できます。電気工事が必要な照明器具を取り付ける場合に活用してみてはいかがでしょうか。

近所の口コミから電気工事業者を選ぶのもおすすめ

インターネット検索の他におすすめの方法が、近所の人におすすめの電気工事業者を訪ねてみることです。インターネット検索は便利ですが、すべての電気工事業者が必ずインターネットでヒットするわけではありません。またインターネットの情報のみで、信頼できる業者かどうかを判断するのは難しいでしょう。
近くに住む家族や周りの友達、ご近所付き合いなどあれば、周りの人におすすめの電気工事業者がないか、尋ねてみる方法もおすすめです。



家電量販店で設置工事をお願い出来ることもある

大手家電量販店など照明器具を取り扱っている店舗では、設置工事の申し込みまで対応している会社が多いです。照明器具の購入とセットで電気工事業者にお願いできるので、利用しやすくおすすめです。
「電気工事業者を探すのも手間だし、手っ取り早く確実に取り付け工事をお願いしたい」と考えている人におすすめです。

まとめ:照明器具の取り付け工事は業者に依頼しよう

照明器具の取り付けには電気工事が必要になることもあり、その際は電気工事業者に依頼する必要があります。電気工事業者に依頼すると工賃が発生しますが、電気工事を無資格の人が行うことは法律で禁止されているので、注意しましょう。
天井に引掛シーリングが既に設置されている場合、自分で照明器具を取り付けできます。しかし引掛シーリングの形状によっては取り付けできない照明器具もございます。取り付ける際は取扱説明書を確認したり、メーカーに確認を取るなど注意が必要です。
支出を抑えつつ照明器具を交換したい人は、自分で照明器具の交換ができないか検討してみることをおすすめします。最近では照明器具はオンラインで手軽に購入できるようになりました。シーリングライトなど自分で取り付けできる照明器具なら、オンラインで購入して自分で取り付けてみてはいかがでしょうか。手軽かつ支出を抑えて、新しい照明器具を利用できます。

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