新築内祝いのキホン 失敗しない贈り物のマナーを学ぼう

新築でおうちを建てたりマンションを購入した際にお祝いをいただいたら?お返しはどうしたらいいの?
結婚や出産、子供の進学のお祝いなどの時と同様に、新築のお祝いをいただいた場合に内祝いとしてお返しをするのが一般的なマナーと言われています。
今回は新築のお祝いをいただいた時の内祝いについて、内祝いとして贈るものの選び方やお返しの時期など大人として知っておきたいマナーについてご紹介していきます。
新築での新しい生活をスタートさせた途端に「やっちゃった・・・」とならないように、気になるポイントをしっかり押さえておきましょう!

新築内祝いってそもそもどんなもの?

デメリット

新築内祝いという言葉はあまり耳慣れない言葉かもしれません。
実は古くからある風習なのですが、昔と今とでは少し様相が違っている部分もあるようです。
まずは新築の内祝いというものがどういうものなのかを知るところからスタートしていきましょう。

新築内祝いは本来は家のお披露目会

新築内祝いは、本来は新しく家を建てたときや新築を購入した時に親戚やお友達を招く「お披露目会」を意味します。
新しい家を建てたことをお知らせする、周りの方に幸せをおすそ分けするという意味合いを含めて新築の家に人を招いてご馳走を振舞うのが昔からの「新築内祝い」です。
会社の落成祝賀会や事務所移転祝いのパーティーなども昔ならではの新築内祝いに含まれますね。

ちょっと変わった新築内祝い

新築の自宅をお披露目するという意味の「新築内祝い」ですが、地方によっては独特の風習が残っているところがあるようです。
例えば愛知県稲沢市祖父江町では、便所開きと呼ばれる新築・改築の際に使用前のトイレにお客様をお通しし、中で抹茶と茶菓子を振舞うという風習があります。
とても不思議な風習ですがこれにはトイレにいらっしゃる神様へのごあいさつという意味や、いくつになっても一人でトイレに歩いていけるようにという家人の健康を願うという意味があるそうです。
その他にもお風呂やトイレでうどんを食べるという風習が残っている地域もあるようです。
お祝い事も地域によって特別なルールがある場合がありますので、ご両親やご近所の方に聞いてみるというのも良いかもしれません。

現代の新築内祝いは物を贈るのがスタンダード

新築のお宅に人をお招きするのが本来の新築内祝いの意味ですが、人をお招きするのもなかなか難しいという方も多いですね。
最近ではお披露目会として人を招くのは本当に近しい人のみで、それ以外の方には改まったお披露目会をしないという方も増えています。
お招きしていない方やお祝いをくれた方へのお返しという意味で新築内祝いを贈るという方も増えてきていて、現代ではどちらかというと贈り物の方が新築内祝いの本来の意味となってきているようです。
つまりは他の内祝いと同様にお祝いをいただいたお返しという意味で新築内祝いという言葉を使う方が増えてきているというわけですね。

新築内祝いはいつ贈るのが正解?時期を逃すとマナー違反?

結婚や出産のお祝いと比べると一般家庭の新築の場合にはお祝いをくれるという人数はぐっと少なくなります。
だからと言って内祝いにルールやマナーがないわけではありません!
では、新築のお祝いをもらった場合、内祝いはいつどのタイミングでするのが正解なのでしょう?
時期を逃してマナーのなっていない人にならないように、新築内祝いのタイミングについてみていきましょう。

新築祝いをいただいたらまずはお礼を伝えよう

他のお祝い事の場合もそうですが、新築の場合もお祝いをいただいたらすぐにお礼の気持ちを伝えなければいけません。
遅くとも翌日までにお礼の電話やお礼状を出すなど大人としてしっかりとした対応を行いましょう。
お祝いをくださった相手の方が友達だったらメールやSNSでのお礼でもOKですが、親戚の方や目上の方からのお祝いであれば丁寧さを出すためにも電話かお礼状の方が良いですね。

新築内祝いは1~2か月以内に贈るのがマナー

お礼の電話や手紙はすぐにした方が良いですが、新築内祝いの品物の用意自体はあまり急いでする必要はありません。
出産祝いなどと同様にあまり急いでお返しをしてしまうと「もらえると思って用意していました」という雰囲気を出してしまい、逆に失礼に当たります。
引越し前後でお祝いをいただいた場合でも、1か月経ってから内祝いを選び始めるくらいでも問題ありません。
ネットで選んで贈る場合でも特別なものを除けば数日で配送してくれる業者が多いので、あまり急ぐ必要はないですよ。

お披露目会をするなら新築から1~2か月以内がベスト

お披露目を兼ねて人をお招きするのであれば、贈り物と同様に新築から1~2か月のタイミングがベスト。引っ越し荷物が片付いて少し家の中が整ったくらい、まだ新築の香りが残っているきれいな状態でお客様をお招きしましょう。事前にお祝いをいただいていた場合、お招きした時やお披露目会の時に何か内祝いの品を用意してお渡しすると更に素敵ですね。
お披露目会の時に高価なお祝いをいただいた場合にも後程お礼状を添えて改めて内祝いをお贈りすると良いですよ。

新築内祝いの相場はいくら?高額のお返しは必要?

はてな

お祝い事をいただいた場合のお返しにはだいたいの相場というものが決まっています。
もちろん新築の場合にもいただいたお祝いに対してのお返しの相場がありますので、これを知っておくことも大切です。
何事も相場を知っておくことは大事なこと!ここで新築内祝いの相場についてもキチンとみていきましょう。

新築内祝いの相場は3分の1~半額程度がキホン

どんなお祝い事の場合でもいただいたものより高価なものを内祝いとしてお返しするのはマナー違反となってしまいます。
高価なお祝いをいただいた場合には良いものをお返ししたい気持ちになりますが、新築のお祝いは基本的には新生活の応援のためのもの。
両親のおじさん・おばさんなどからは高額の現金をお祝いとしていただく場合もあるでしょう。
だとしても内祝いを高額にする必要はありません。
お祝いが1万円以内だったら内祝いは半額程度。
3~5万だったら内祝いは3分の1程度。
それ以上の金額だったら内祝いは4分の1以下の金額のものでも構いません。
頂いた金額によってご両親と相談してお返しを決めるというのも賢い方法ですよ。

自宅にご招待した方にも内祝いを用意しよう

新築のおうちのお披露目にご招待した方には内祝いの品はどうするか、ということも問題です。
おうちにお招きしたことでOKでしょ!という考え方もありますが、やはりそれだけでは少し失礼に当たります。
当日お食事をご馳走するだけでなく、お土産にちょっとしたものを用意するのが理想的。
お土産の品は1,000~3,000円程度のお菓子がおすすめです。

新築の内祝い 品物を選ぶときのルールは?贈ってはいけないものもあるの?

頂いた新築祝いのお返しとして内祝いの品物を選ぶとき、どんなものを選ぶといいのでしょうか。
贈り物には知っておかないと恥ずかしいマナーやルールがあります。
ここで新築の内祝いの場合のルールについて少し確認しておきましょう。

新築の内祝いのルールその① のしや水引の選び方

新築内祝いを贈る場合には、必ずのしをかけ、紅白の水引をかけてもらいましょう。
水引は「何度あってもうれしいお祝い事」に使う蝶結びを選ぶことを忘れずに。
水引の上に書く表書きには「内祝い」か「新築内祝」と書きましょう。
水引の下には施主の名前(フルネーム)か名字だけを書くようにするのがマナーです。
わからない場合はお店の人に聞くと間違いないですよ。

新築の内祝いのルールその② 家にまつわるものを選ぶと縁起が良い

出産や結婚の内祝いとして人気が高い焼き菓子やタオルのセットなども新築内祝いとして問題はありません。
縁起物ということで鰹節や昆布などの入った調味料セットなども人気があります。
新築内祝いはこれを贈らないといけないというルールはありませんが、一般的には家にかかわるものや家を連想させるようなものをえらぶと良いと言われています。
例えば家を焼かないということを連想させる火に強いお鍋やフライパンなどもおすすめですし、食器などのセットもおすすめです。
意外なところで家をやかん(焼かない)という語呂合わせからやかんも新築内祝いとして昔から人気があるようですよ。

新築の内祝いのルールその③ 縁切りを連想させるものはマナー違反

結婚式の引き出物や内祝いでも縁切りや涙を連想させるものは避けるようにと言われています。
新築内祝いの場合もこれと同じで、縁切りや不幸なことを連想させるようなものはお祝い事のお返しとして選んでしまうとマナー違反になってしまいます。
わかりやすい例でいうと包丁やハサミ、爪切りなどの刃物は×。
日本茶などのお茶ギフトも香典返しとしてよく使われるものなので×。
特に目上の方や年上の方に贈る場合は注意が必要ですね。

最後に 新築の内祝いはみんなが笑顔になるものを

いかがでしたか。
新築の家を建てる(購入する)という大切なイベントをお祝いしてくれる人がいるということはとてもうれしいことです。
頂いたお祝いのお返しを選ぶのも大変ですが、せっかくだから相手の方が喜んでくれるものを選びたいですね。
嬉しいことを一緒にお祝いしてくれる人には心からの感謝の気持ちを込めてお返しを!
新築内祝いはうれしい気持ちのおすそ分けという思いも込めて選ぶと素敵なものが選べるかもしれませんよ。

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