カフェを自宅で営業するには?必要な手続きとメリット・デメリット

北欧風カフェ

「自宅を改装してカフェを開業したい」
「仕事が休みの日だけカフェを自宅で営業してみたい」
お菓子作りが好きな方やコーヒーが好きな方は一度はそんなことを考えたことがあるかもしれません。
自分のお店を持つってとても素敵なことですが、実際にカフェの営業を始めるのは本当に自宅が正解なのでしょうか?
そこで今回はカフェを自宅で営業することのメリット・デメリットや、開業までに必要な手続きについてお話をしていきたいと思います。

カフェを自宅で営業するメリットは?

カフェ照明

自宅の一部を改装したり、使っていない実家を改装してカフェの営業をしているという方もたくさんいらっしゃいます。
カフェを自宅で営業している方が多いということは、実際に自宅カフェには大きなメリットがあるということなのです。
これからカフェの営業を考えている方は「自宅でカフェを営業したいけどそんなに大きなメリットがあるの?」ということは気になるはず。
まずはカフェを自宅で営業することのメリットについてみていきましょう。

カフェを自宅で営業するメリット①開業資金が抑えられる

自宅でカフェを開業することの最大のメリットは開業資金を抑えられるところにあります。
賃貸物件を借りる場合、敷金、礼金、手数料と前家賃でざっと1年分の賃料を計算しておいた方が良いとされています。
自宅でカフェを営業するとなればこの初期費用は0円。
そして月々の賃料も0円ということになりますね。

カフェを自宅で営業するメリット②自分の理想を反映しやすい

賃貸物件の場合、カフェの内外装工事に店舗のオーナーさんが制約をかけてくるケースもあります。
また、契約終了した時に作り上げた店内を「原状回復」ということで元の状態にもどさなければいけないことも出てきます。
カフェの営業時間やお休みも自宅営業だったら思いのまま。
自由が利くという点で見ると、自宅でカフェを営業するのが一番理想的な形かもしれません。

カフェを自宅で営業するメリット③時間や経費の削減につながる

どこかに店舗を借りてカフェを営業するとなると通勤時間もかかります。
場合によっては自分の車を置いておくスペースなども確保する必要も出てきますね。
その点、自宅でカフェを営業する場合は自宅スペースからドア一枚で職場に通勤可能。
浮いた通勤時間でゆっくり仕込みをすることもできてしまいます。
また水道光熱費の部分で見ても自宅とカフェの部分とで按分することが出来るので、余計な基本使用料などを払う必要もなくなってお得ですね。

カフェを自宅で営業するデメリットは?

カフェ

カフェを自宅で営業するとメリットがたくさんあってとってもいいように見えますね。
しかし、残念ながらメリットだけではなく自宅での営業ならではのデメリットも存在します。
続いてはカフェを自宅で営業するときのデメリットについてもみていきましょう。

カフェを自宅で営業するデメリット①人目に付きにくい

住宅街の一角で自宅を改装してカフェを営業するとなると、どうしても人目に付きにくいというデメリットがあります。
商店街やショッピングモールの中の店舗と違って、住宅街の中でカフェを開くとなれば大々的にお店の周りで看板を出したりもしにくいですね。
SNSや地元の情報誌などを使って積極的に宣伝を行っていかないと、折角オープンしたカフェも知られることなく寂しいお店になってしまいますよ。

カフェを自宅で営業するデメリット②ご近所トラブルに発展する場合もある

カフェだけに限ったお話ではありませんが、自宅を改装してお店を開くとご近所さんとのトラブルに発展してしまうケースが出てきます。

例えば・・・
●カフェの駐車場が小さくてご近所さんに迷惑をかけてしまう
●カフェを訪れるお客さんが店の周りにゴミをすててしまう
●食品の臭いなどで迷惑がかかる場合がある
などが実際にご近所さんとのトラブルとして起きているそうです。
カフェを開く前にはしっかりとご近所さんに挨拶をして回って、小さな苦情でもしっかりと対処していかないといけません。

カフェを自宅で営業するデメリット③お店の評判が今後の生活を左右する

自分がオーナーとなってカフェを経営していくわけですから、お店の経営=自分の生活となってしまうわけです。
お店が軌道に乗らなければ生活も立ち行かなくなることもでてきます。
カフェの評判が悪く成れば、最悪の場合はその場所に住み続けることが出来なくなるかもしれません。
カフェの経営がその後の人生を左右してしまうかもしれないことは頭の片隅に入れてお店の運営を行っていかないといけませんね。

カフェを自宅で営業するために必要な手続き

カフェやレストランなどの飲食店の営業を始める場合、思い立ったその日に急に自分の好きなように営業を開始できるわけではありません。
カフェの営業をするためには決められた資格を取ったり、役所の手続きなどいろいろな手順を踏んでいく必要があるんです。
最後に自宅でカフェを営業するために必要な手続きについて管轄の役所別にみていきましょう。

カフェを自宅で営業するための税務署への届け出

カフェを自分で営業する=事業主になるということですので、個人事業主としての届け出をする必要が出てきます。
会社勤めをしていた方は会社で年末調整なども行ってくれていたでしょうが、これからはなんでも自分でやるか税理士さんと契約して管理をしてもらわなければいけません。

税務署に届け出が必要なものは
●開業届
●青色申告承認申請書(個人事業主として青色申告をする人のみ)
●青色事業専従者給与に関する届出書(家族を店の従業員として雇って働いてもらう場合)
●給与支払事務所等の開設の届出書(自分以外の従業員を雇う場合)
従業員を雇う・雇わないで提出する書類が変ってきますので、わからない場合は事前に税務署に確認しておきましょう。

カフェを自宅で営業するための保健所への届け出

カフェを自宅で営業する=飲食店を営業するということになりますので、食品衛生に関わってくる保健所の届け出は必須です。

保健所で届け出が必要(取得が必要)なものは
●食品衛生責任者の取得
●食品営業許可
●菓子製造業許可申請(パンやお菓子のテイクアウトなどを行う場合)
カフェで提供する軽食やお菓子などのメニューによって届け出も変わってきます。
メニューを決める前に事前に保健所のHPで確認しておきましょう。

カフェを自宅で営業するための消防署への届け出

消防署へ届け出する必要があるものは
●防火対象物使用開始届出書
です。
一般的な場合、カフェの改装をしてくれたリフォーム業者が届けてくれることが多いので、手続きを行ってもらえるかどうかを事前に確認しておきましょう。
カフェの営業を始める時点で自宅兼店舗となっているため、店舗内の収容人数が30人を超える場合には防火管理責任者の届け出も必要となってきます。
カフェの規模によって資格の種類も変わってきますので注意が必要です。

カフェを自宅で営業するための警察署への届け出

カフェ店内でアルコールの提供予定がある場合や、深夜営業を行う予定がある方は警察署への届け出も必要となってきます。

警察署への届け出が必要なものは
●深夜酒類提供飲食店営業開始届書
です。
いますぐにやる予定はなくても「いずれは自宅のカフェをカフェバーとして営業したい」という気持ちがあるのであれば、営業開始の手続きを行っている時に一緒に手続きを行っておくことをオススメします。
届け出をしておけば、例えばカフェにお友達を呼んで貸し切りパーティーを行う時なども好きな時間まで営業ができるので便利ですよ。

まとめ

いかがでしたか。
カフェを自宅で営業することはメリットもたくさんありますが、いろいろと考えなければいけないことがたくさんありますね。
自宅の空いたスペースを有効活用して自分だけの理想のカフェを作る。
そんな素敵な夢をかなえるためには準備に時間がかかることもあるかもしれません。
それでも自分のカフェの営業を開始する日を考えるととってもワクワクしますね。
皆さんのカフェがすてきなものになりますように。

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