【2022年度版】アンティークな照明器具でおしゃれな部屋作り！選ぶポイントもご紹介

アンティークな照明器具は、インテリアの中に、その家が元々持っていたのとは違う時間を運んできてくれるおしゃれなアイテムです。実際にアンティークの照明器具を取り付けたいと考えている人へ、選ぶポイントやおすすめの照明器具をご紹介します。

アンティーク照明器具を選ぶポイント

信頼できるお店で購入すること

本物のアンティークとは、美術的・歴史的に価値のある物や、時間を重ねたことで品格を持った商品のこと。照明は家具等に比べて歴史も浅いため、比較的新しい物が多いので、アンティークだけでなく、ヴィンテージやレトロという呼び方をされるものも多数あります。

アンティークな照明器具というのは、ヨーロッパやアメリカからの輸入物のほか、昭和レトロ・大正レトロなどの、国内産のどこか懐かしいもののことも指します。つまり、古いものであればアンティークと呼べるものは沢山あるのです。

アンティークの照明器具を購入する際、注意しなくてはいけないのは、昔使われていたものをそのまま使用するのは危険だということ。シェードや外観は古くても劣化や破損などしていなければ問題ありませんが、配線などは現代の日本に合ったものを使用しないと、感電や火災などの危険を伴います。そのため、器具そのものの安全性だけでなく、修理やアフターケアにも責任を持ってくれる、信頼できるお店で購入することが大切です。

アンティーク風を選ぶのもおすすめ

本当に古いものには、古いものにしかない独特の雰囲気があります。しかし、同じものが大量に残っているとは限らず、一期一会的な出会いもあり、目利きが必要になる場面もあります。先に触れたとおり、今使用することが出来るようにリフォームする必要もあるため、購入のハードルは自ずと高くなります。

ここでおすすめなのが、アンティーク風に作られた照明器具です。人気のデザインが揃っていて欲しいデザインに出会える可能性が上がるだけでなく、安全で比較的安価にアンティークの雰囲気を取り入れることができます。

設置に電気工事が必要無いか確認すること

これはアンティーク照明に限った話ではありませんが、照明器具は電源が無ければ設置することができません。天井に取り付けるタイプの照明器具は特に、まず取り付けたいところに設置が可能なのか、取り付け方が引っ掛けシーリングなのか、直付けタイプなのかしっかりと確認しておきましょう。直付けの場合や引っ掛けシーリングが未設置の場合は、プロによる電気工事が必要になります。

また、置き型のテーブルライトやフロアライトを使う場合も、置きたい場所とコンセントの配置の確認を忘れないようにしましょう。

アンティーク照明器具の価格相場

基本的に一点物なので価格はまちまち

アンティークの照明器具は、基本的に一点物。同じものが大量に存在するということ自体があまりありません。そのため、相場がどれくらいというのも、なかなか難しいアイテムです。

欲しいデザインのものに出会ったら、まず金額を確認した上でお財布と相談、というパターンが多くなりそうです。

シンプルなものなら30,000円台くらいから

比較的シンプルなテーブルライトの価格相場を調べたところ、デザインや素材によっても異なりますが、おおよそ30,000円台から購入が可能です。大型のシャンデリアやシーリングライトになると、数十万というものも少なくないのがアンティーク照明の世界。まずは信頼できる販売店を覗いてみましょう。

アンティーク風照明器具のタイプ別おすすめ

照明器具のタイプ別に、アンティーク風照明器具のおすすめをご紹介します。

ペンダントライト

LEDを使ったこちらのペンダントライトは、細長いフィラメントのランプがアンティークな雰囲気を演出しています。イギリスのデザイナーによる商品で、レトロなランプと真鍮古美のメッキがヴィンテージテイストでレトロな雰囲気を演出しています。

傘のように作られたクリアシェードには重厚感があり、丸みを帯びて加工されたエッジ部分の加工のおかげで、傘全体にふんわりと光が広がって見えます。

ダイニングテーブルの上に設置すると、おしゃれなカフェのような雰囲気を簡単に作ることができます。引っ掛けシーリングに対応しているので取り付けも簡単で、電球の交換もねじるだけ。自宅のインテリアのポイントとしてすぐに導入可能です。

まっすぐなアームを組み合わせて作られたこちらのペンダントライトも、他にはない珍しくユニークな形で、真鍮古美メッキを施されることで、レトロでアンティークな雰囲気を醸し出す商品です。

ただの線の集まりに見えそうなデザインですが、3本のアームを重ねて高低差がついているので、視線の角度によって奥行きが現れます。この存在感は、家に居ながら美術品を鑑賞するような気持ちにさせてくれます。

ランプの配置も互い違いになっていて、デザインだけでなく光の広がり方も際立つようになっています。近い場所と遠い場所をくまなく照らせるような設計なので、人が集まるリビングなどのスペースにぴったりの照明器具です。

シャンデリア

メタルセードが特徴的なこちらのシャンデリアは、大小様々なサイズの円を組合せて作られた反射板がひとつの大きな丸いシェードになっていて、60年代のサイケデリックな部屋から抜け出してきたかのような存在感のある照明器具です。

シャンデリアは、空間を華やかに演出してくれる照明として、家でも店舗でも活躍します。きらきらと輝くミラーボールのような形で、明るく華やかな雰囲気になるので、友人やお客様の印象にも残りやすくなります。また、お部屋の照明としてワンポイントで使用する場合、主照明を消してシャンデリアだけを点灯すれば、一気に落ち着いた雰囲気を楽しめます。

シャンデリアの中にセットされた電球には、小さなG9LEDランプを12個使用しています。毎日10時間点灯しても約5年使用できる長寿命で、なおかつ安全規格であるPSE（電気用品安全法）を取得した安心な商品です。

ブラケット(壁付照明)

ろうそくを立てる燭台をモチーフにした、こちらのブラケット。ブロンズメッキのソケットカバーと、直線的でシャープなアームやフランジから、アンティーク調の印象を受ける照明器具です。ブロンズメッキを施した部分には、「ヘアライン加工」という細かい直線の連続したスジをつける加工が施されていて、アンティークの経年感を感じさせます。

上向きのランプは天井に光が拡散されます。キャンドルのような優しい光が、壁や天井に反射して、ゆったりとした雰囲気づくりにぴったりです。

テーブルランプ

シンプルなスタンドライトですが、アイアン製の曲線を生かしたフォルムが、インダストリアルデザインのヴィンテージランプを思わせるライトです。使い込めば使い込むほどに、アンティーク感が出て素敵な風合いになりそうです。

水耕栽培も楽しめるライトで、柔らかいLEDの光が優しく手元を照らします。アンティーク風にお部屋のコーディネートを楽しむなら、ランプの下にこだわりの雑貨などを置いて、ライティングで際立たせるのがおすすめです。目線の集まるステージのような扱いで飾り付けると、素敵なお気に入りスポットになりますよ。

アンティーク照明器具を使ったコーディネート

色合いをまとめてシンプルに

大正レトロ・昭和レトロと呼ばれるような、日本のアンティークデザインは、懐かしくも新しくも感じられることから、とても人気があります。日本のレトロモダンは、濃いブラウンの木目を基調に、グリーンやブルーのベルベット、そしてアンティークの照明をコーディネートすることでその雰囲気を再現することができます。

アンティークの照明を手に入れたら、その照明器具をポイントに、全体的に色合いをまとめてシンプルにコーディネートすると、シックでおしゃれなインテリアが完成します。

ミックスインテリアに合わせてみる

流行の北欧系インテリアに和の風合いを合わせたり、モダンなインテリアにアンティークアイテムを合わせてみたり。そんなミックスインテリアの中にも、アンティーク照明は見事にマッチします。アンティークだからこそ、時代やスタイルに縛られない、住む人が居心地の良いと思える空間に溶け込む存在になるのです。

印影を考えて設置する

アンティーク照明を印象的に使いたいという場合、部屋の暗い部分に注目しましょう。部屋の中の暗い場所に、アンティーク照明からこぼれるぼんやりとした温かみのある明かりが灯るというイメージが、素敵な空間を作り出すポイントです。

メインの照明を補助して、部屋の隅でふんわりと灯る明かり。そんな役割がアンティーク照明を際立たせるには向いています。どこかノスタルジックで懐かしい雰囲気を目指して、設置してみてはいかがでしょうか。

アンティーク照明器具を素敵なお部屋作りのスパイスにしよう

アンティーク照明器具は、ひとつ取り入れるだけで、お部屋の中に時間の流れを感じさせてくれる素敵な存在です。ぜひ、お気に入りの個性的なアンティーク照明器具を見つけて、大人っぽく、レトロでモダンな空間を作りましょう。