北欧風のキッチンを作りたい！　色選びと上手な小物の使い方をご紹介

雑誌やSNSでも人気のおしゃれな北欧風のキッチン。
「家を建てる（リフォームをする時）にはぜひやってみたい！」という方。
リフォームまではいかなくても「ちょっとしたDIYでキッチンを北欧風にしてみたい！」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は憧れの北欧風のキッチンにするための空間づくりの考え方や北欧風に見せる上手な雑貨の使い方についてまとめてみました。
ちょっとした工夫ですぐにでもできるプチリフォームもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

北欧風のキッチンはベースの色にこだわるのがポイント

おしゃれでかわいい北欧風のキッチンを作るには、キッチンを作る＜色＞にこだわることが大きなポイントになってきます。
シンプルかつおしゃれに見せるためにはどんな色を選ぶと北欧風の素敵なキッチンに生まれ変わるのか？
まずは壁や床などの色選びについてみていきましょう。

北欧の家はインテリアや家具へのこだわりが強い

ヨーロッパの北部地域にあるノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドなどの国々を北欧と呼んでいます。
これらの国は冬の寒さが厳しく外に出られない時間も多いため、家の中で過ごす時間をとても大切にしています。
家の中でいかに快適に過ごすかということはとても重要な問題で、このために家具やインテリアへのこだわりもとても強い方が多いのが特徴です。
北欧風のシンプルで飽きが来ない、かつおしゃれなデザインが確立されたのは人々の生活の知恵ともいえるのかもしれませんね。

北欧風のキッチンはナチュラルカラーがキホン

木の温もりを大切にする北欧風のデザインにはシンプルなナチュラルカラーを使うのがキホンとなってきます。
壁や家具などは白やベージュ、床は無垢材や色を抑えた木目調のカラーを選ぶのがポイント。
床は張り替えなくても木目調のクッションフロアを張るだけでもぐっと北欧風のキッチンに近づきます。
レンジフードや冷蔵庫などもシンプルな白やベージュを選ぶとすっきりと清潔感のあるキッチンになりますね。

パステルカラーや明度の高い色で明るい雰囲気に

キッチンの壁紙は白っぽい色を選んでおけば絶対に間違いはありません。
「でもそれじゃ面白くないわ・・・」と思う方は、パステルカラーや明度の高い薄い色の青や緑などをポイントとして使ってみてはいかがでしょうか。
全体的に色を入れてしまうとお部屋の雰囲気が変わってしまうため、あくまでアクセントカラーとして一部の壁だけに使ってみましょう。
白は汚れが目立ちやすいのでコンロ周りの壁紙に色を入れてみるとお掃除が楽で良いかもしれません。
白を淡い色と合わせることで全体が優しい雰囲気に変わりますよ。

壁付け収納の扉にも統一感を

キッチンの壁付けの収納の扉もいろいろな色を選ぶことができますが、北欧風のキッチンを目指すならば白か淡い色がおすすめです。
木目調のデザインもステキですが、少し色を入れたい方にはペールグレーなどもおすすめ。
収納扉はカッティングシートを使って色を変えることもできます。
今ついている収納にお好みのシートを張り替えるだけでも北欧風のキッチンに近づけることが可能です。
また、システムキッチンのシンクはステンレスタイプよりも人工大理石を選んだ方がより自然で馴染みの良い色になりますよ。

北欧風のキッチンは小物使いでおしゃれに変われる

キッチン全体のトーンが決まったところで今度はインテリア選びです。
落ち着いた色合いの北欧風のキッチンには、思い切った色のインテリアを取り入れて遊び心のある空間を作りましょう。
ここで更にキッチンを北欧風に演出するための小物やインテリア選びのポイントをご紹介していきます。

小物はポップなカラーで楽しもう

北欧風のキッチンには落ち着いた色のベースとは対照的なポップな色のインテリアがおすすめ。
見せる収納を作ってお鍋やケトルに赤やオレンジの目を引く色を使うといいですね。
水玉やストライプ、花柄などのデザインも北欧風雑貨には欠かせないアイテム。
お砂糖や調味料などを入れておく容器をホーロー製のおしゃれな柄のものにするのもステキですね。
また、自然モチーフのリーフ柄やアニマル柄などもうまく取り入れていくとさらにおしゃれになりますよ。

ラグやキッチンマットはアースカラーで

壁や床まではいかなくても大きな面積を取るラグやキッチンマットの色使いも北欧風キッチンでは大事なポイントになってきます。
目立つ色を入れたいところですが、目立つ色は小物でうまく取り入れて、キッチンマットなどはモノトーンや濃いグリーンなど抑えた色にしてみましょう。
柄物を選ぶ際にも小物同様に自然モチーフのリーフ柄やすっきりとしたストライプなどを選ぶとお部屋の雰囲気にすっとはまりやすいですよ。
キッチンマットやラグだったら気軽に変えることができますので、季節ごとで色やテイストを変えて遊んでみるのも楽しいですよ。

グリーンをうまく使って自然な雰囲気を

北欧風のキッチンには木目や木の雰囲気が欠かせません。
床材に木を取り入れるのと同様にインテリアにも木や自然の素材を取り入れることを忘れずに。
キッチンに小さな観葉植物を持ってきたり、木製のカラトリーをインテリアとしてうまく取り入れるだけでも北欧風のテイストが一気に高まりますよ。
キッチンや勝手口の窓のところにぶら下げの植物をつけてみるのもステキですね。

北欧風のキッチンは照明で変わる

北欧風のキッチンを作るなら壁や床、小物だけではなく照明にだってしっかりこだわりたいところです。
普通の蛍光灯タイプのシーリングが一番使いやすい照明器具ですが、もっとおしゃれな北欧風にこだわるとしたらどんな照明をつけたらいいのでしょうか。
続いてキッチンの照明を決めるポイントについても見ていきましょう。

北欧風のキッチンでは照明も木製シェードがおすすめ

どんな照明をつけたらいいのか迷っている方には一番シンプルなものとしては木製シェードのペンダントライトがおすすめです。
シェードのカバーやパーツの一部に木を使っているだけでも一気に北欧風のキッチンに早変わり。
お部屋の雰囲気にマッチして優しい光でキッチンを包んでくれます。
北欧風のキッチンの場合には埋め込み式の照明よりは吊り下げ式の照明の方が似合います。

モノトーンのスポットライトも北欧風のキッチンによく似合う

白やベージュ、木目を基調としている北欧風のキッチンにはすっきりとした照明器具が良く似合います。
モノトーンやシルバーを基調としたスポットライトやヴィンテージ風の少し凝ったデザインのスポットライトもおしゃれな北欧風のキッチンにはぴったり。
色のあるカバーのついたライトを選ぶ場合には壁紙などを選ぶときと同様にパステルカラーや少しくすんだ色を選ぶと馴染みが良いですね。
照明器具の付け替えは自分ではできないものもありますので、わからない場合は電気屋さんなどの専門家に相談してみましょう。

北欧らしいおしゃれなデザインのライトもステキ

とことん北欧らしさにこだわりたい人には、照明も北欧デザインのおしゃれなものを選んでみるというのも良いですね。
花形やしずく型、リーフをモチーフにしたデザイナーが作ったようなおしゃれなデザインでシェードの部分が和紙や木などの自然な素材でできているものもたくさんあります。
照明というよりもインテリアとして見た目の美しいものを選ぶことも北欧風のキッチンにはおすすめです。
すこし変わったデザインのものはメインの照明というよりもダイニングに近い部分においてサブ的な照明として使ってもステキですね。

最後に

いかがでしたか？
大きなリフォームをしなくても、カッティングシートを貼ったり小物を変えるだけでもキッチンを北欧風に変えることは案外と簡単にできてしまいます。
北欧風にもいろいろなテイストがありますので、「自分はどのテイストが好みなのか」をまずはじっくりと考えて、それに合わせて少しずつアイテムを増やしていくのも楽しいですね。
大掃除を兼ねてキッチンを自分の思う北欧風のデザインに変えてみるというのもステキです。
キッチンにいる時間がもっと楽しくなるように、おうち時間を使っていろいろ遊んでみませんか。