店舗用照明ってどんなもの?住宅照明との違いやメリットを紹介!

店舗用照明とは

皆さんは、照明器具に「店舗用」があることをご存じでしょうか。店舗用照明とは、物販店や飲食店といった店舗全般における照明を指す言葉で、空間を明るく照らすという目的以外に、とても重要な役割を持っています。店舗にとって照明は、店舗のグレード感や商品の魅力、売り上げに大きく関わっているのです。そのため、住宅よりも詳細な検討が必要であり、店舗専門の照明デザイナーもいます。

住宅用照明との違い

24Vダクトレールシステム

店舗用には住宅用とは異なる違いがいくつかあります。それぞれ、店舗を構成する上で重要なポイントとなっています。

光の角度について

店舗用照明には光の角度である「配光角度」が明確に記載されている商品が多くあります。住宅では、ややメーカーにより違いはありますが、「広角」や「中角」などとあり、店舗用では「45°」「55°」と数字で記載があります。店舗用照明は、この角度を利用することによって、商品にスポットを当てるようにして顧客の目に止まりやすくしたり、空間の明暗を分け、高級感を演出することができるようになっています。

光の色について

光の色はケルビン(K)という数値で表され、この数値が低いほど赤く、高いほど白い色になります。住宅用照明は「電球色(約2700K)」「温白色(約3500K)」「昼白色(約5000K)」の3種類が多くなっており、空間の過ごし方や個人の好みによって採用します。店舗用照明には、この3つ以外に2400Kや、3000K、4000Kなど住宅用よりも細かい色をもつ商品があります。これは、店舗にとって光の色は商品を魅力的に見せる重要な要素であるためです。飲食店では、オレンジ色(電球色)の光は料理を美味しく見せる効果がありますが、洋服の場合は本来の色見を正確に見せる必要があるため、自然光に近い光が良いなど、提供する商品によって適切な光の色は異なります。住宅の場合は、個人によって適切な色は異なるため、自由に決めることができますが、店舗は住宅よりもより慎重に色を選ぶ必要があることが分かります。

24Vスポットライト2灯タイプ

当店限定 24V用スポットライト (小・大) 2灯用 36度配光 GSP001D2-2 GSP002D2-2

ローボルト仕様スポットライト2灯タイプ。ローボルト(24V)仕様により、万が一レールに触れても危険性がありません。そのため、100V仕様のダクトレールでは出来なかった人の手が届く高さへの設置が可能になりました。

店舗用照明のメリット

店舗用照明はお客様の過ごしやすさや、商品の魅力を伝える重要な役割があることが分かりましたが、住宅照明にはないメリットもあります。

ここでは5つご紹介します。

ガラス製品が綺麗に見える

店舗用照明は、対象物に対してスポット的に、強い光で照らすことに長けているため、ガラス製品が綺麗に見える傾向にあります。特に、細かい装飾が施されたグラスなどは、影も強く出ることでより煌びやかに演出することができます。

内装の素材感が際立つ

店舗には、住宅よりも多くの種類の内装材が使われることがあります。特に、店舗用照明は凹凸のある素材と相性がよく、陰影を際立たせることで、素材感を強調できるメリットがあります。効果的に内装を演出することによって、店舗の高級感やグレードを上げることができます。

食材がより美味しそうに見える

色温度のケルビンを利用することにより、料理を視覚的にも美味しく見せることができます。料理は青白い光に照らされると、食欲が減退する傾向にありますが、オレンジ色の光であれば食欲を増幅させる効果が見込めます。飲食店のみならず、スーパーなどの食料品を扱う店でも、食材によって光の色を使い分けることで、より購買力を高めることができます。

照明器具が目立たない

店舗用照明は、光源であるグレアが見えにくい「グレアレス」であるために、天井に埋め込まれたダウンライトなどは、目立ちにくくなっています。天井に溶け込むようなデザインであるため、雰囲気を乱すことなく設置することができます。天井内装材を強調したい場合などに使用すると良いでしょう。

窓ガラスへの反射が少ない

夜景の見える飲食店などで、窓ガラスに照明の光源が映り込んでしまっては、せっかくの景色が台無しになってしまいます。その点、店舗用照明は光源が見えにくいため、窓ガラスへの映り込みが少なく、景色を邪魔することがありません。

24Vダクトレールシリーズスポットライト

当店オリジナル 24V用コンパクト スポットライト (小・大) 36度配光

ローボルト仕様により、触れたときに感電する危険性が低いため、器具の小型・軽量化が実現し、100Vである通常のダクトレールでは不可能な縦付けや、人の手が届く場所への設置が可能になりました。

店舗用照明の使用例

店舗用照明の効果を生かすためには、以下のような使用例があります。

スポット的に照らす

店舗用照明は照らす角度が決められている物が多いため、照らしたい物をスポット的に照らすことができます。天井にダクトレールが設置されていれば、好みの場所にMotoMの「木目調スポットライト MSP003D」を配置し壁面などの対象物を照らすことができます。この商品は本体の色が7色あり、どんな系統のインテリアにもなじむことができます。

空間にメリハリをつける

店舗用照明は対象物に強い光を当てることで、明暗をつけることができます。明暗は空間にメリハリを生み出し、高級感や特別感を演出する手助けとなります。飲食店では、通路と席で明暗を分ければ、壁が無くても光によって空間を分ける効果もあるでしょう。

ダクトレール用木目調スポットライト 

木目調ダクトレール用スポットライト

丸みがあるシンプルな形状で、コンパクトなスポットライト。光の方向を自由に変えることができ、壁に飾ってある絵やオブジェを照らすことができます。部屋の一部やインテリアを引き立たせるように照らすことができるのが特徴の照明です。

店舗用照明は住宅に使えるが、注意が必要

店舗用照明は、住宅にも採用することができます。ですが、店舗用照明の特徴により、採用する場合には次のことに注意が必要です。

明るさに注意

店舗用照明は、スポット的に照らし、明暗をつけることが得意な商品が多いため、個人によっては「暗い」「見えにくい」と感じる可能性があります。勉強など、手元がしっかり見える必要がある空間には住宅用照明、リビングや寝室など、ある程度暗くても問題なく、空間を演出したい場所には店舗用照明を採用する等、空間によって使い分けましょう。

価格に注意

住宅用照明はダウンライトであれば1つ数千円で購入が可能ですが、住宅用照明のダウンライトは1万円以上の商品がほとんどです。予算を考え、リビングだけなど店舗用照明のメリットを生かせる場所に採用しましょう。また、住宅用照明のダウンライトは光源と本体が一体になったものが多いですが、店舗用の場合は本体と光源部分が別で販売されている場合が多く、グレアカットの角度や調光タイプなど、組み合わせが多々あります。個人で選ぶことは難しいため、専門科に依頼することをおすすめします。

より進化した店舗用照明も登場

スポットライト

近年では、賃料の上昇や、コロナの影響から、店舗やオフィスの面積が狭くなっている傾向にあります。そんな狭いスペースでも、スタイリッシュかつ自由に照明を設置したいという要望にはMotoMの「24Vダクトレールシリーズ」がおすすめです。こちらの商品は直径わずか28ミリ、奥行き51ミリと、かなりコンパクトながら、白熱灯30W相当の十分な明るさがあります。また、この商品は専用のダクトレールにマグネットで簡単に着脱して使用でき、設置場所も傾斜天井、壁面横付け、縦付けと様々な方向に取り付け可能です。さらに、ダクトレール部分も従来品と比べ、断面積比を1/2にするなど、細かなところまでこだわった仕上がりになっています。

まとめ

店舗用照明は普段生活している中では、あまり意識しない部分ですが、多くのメリットがあることが分かりました。また、住宅でも上手く店舗用照明を取り入れることで、ワンランクアップした空間となるでしょう。皆さんも是非検討してみてはいかがでしょうか。

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