改装工事ってどんなことをするの?似た言葉の違いや費用などをご紹介

ステイホーム需要の影響で自宅をもっと快適に変えたい!と、改装工事について調べる人が増えてきているようです。ここでは、改装工事って具体的にどんなことをするのか、似た言葉の違いなどについて詳しくご紹介していきます。

改装工事の費用相場などもご紹介していくので、見積もり前の参考にしてみてください。それでは、一緒に見ていきましょう!

調べてみると似た言葉がたくさんある!?改装工事との違いは?

はてな

ネットで改装工事について調べてみると、似た言葉がたくさん出てきて、よくわからなくなってしまった!という声もよく耳にします。

改装工事とは、建物自体に何か手を加えるのではなく、内装や外装など建物の内側と外側を綺麗にする工事のことを意味します。

ここからは、改装工事と似た言葉の意味の違いについてご紹介していきます!
似たように聞こえる言葉でも意味はそれぞれ違うので、改装工事をする前にしっかり予習をしておきましょう。

①リフォームとは?

リフォームとは、老朽化している箇所を建設当初の状態まで回復させる、”原状回復”のことを言います。ここまでは多くの方が想像していた意味と同じだと思いますが、他にも生活する中で不具合などが出ていなくても、古くなっている箇所を工事することも意味します。

例としては、老朽化で亀裂が入ってしまった外壁の工事などです。

②リノベーションとは?

リノベーションとは、家や建物の中に元々ある箇所を利便性の向上やデザイン性の高いものへ作り変えることを言います。リフォームより変化を楽しめるかもしれませんが、配管や間取りを考えたりなど、大掛かりな工事になるので時間と費用がかかることは覚えておきましょう。

また、最近では防災の面から耐震性や耐熱性などの性能を上げるためにリノベーションをする人も多くいるようです。

例としては、子どもが家を出た後の空き部屋とリビングを結合させ、広々としたリビングへ作り変えるなどです。

③修繕工事とは?

修繕工事は改装工事とよく意味を間違えられるので、間違えて理解しないよう注意しましょう!修繕工事とは、老朽化している箇所を新築当初の状態まで回復させる工事のことを言います。

リフォームやリノベーションとは違い、新築当初の状態まで回復させることを目指しているので、修繕工事を行うことで建物全体の資産価値を高めることができます。

例としては、故障してしまった給湯器を新築時に購入したものと同じ機能を有しているものへ交換をするなどです。

改装工事では具体的にこんなことをします!主な内容と費用の相場は?

新築照明

改装工事と似た言葉の意味を理解していただけたと思いますが、ここからは改装工事とは具体的にどのようなことをするのかをご紹介していきます。

また、改装工事を検討しているけど、まだ見積もりなどの相談が出来ていないという方は改装工事で人気の箇所の費用相場もご紹介しているので、ぜひ見積もり前の参考にしてみてください!

①クロスの張替え

クロス(壁紙)の張替えは経年劣化や喫煙などの理由で、改装工事の中でも人気の箇所です。また、クロスを張替えるだけで部屋の雰囲気を一気に変えることができ、あまり高くない予算から行える改装工事です。

費用の相場は、改装する箇所によって金額に大きく差があり、クロスの張替え相場は約2〜7万円です。

・トイレの場合は約3〜6万円
・洗面所の場合は約4〜6万円
・キッチンの場合は約4〜7万円

廊下など、クロスの張替えが比較的簡単な箇所は約2〜6万円で行えます。1点だけ注意していただきたいのは、クロスの張替え費以外に古いクロスの処分費がかかったり、選んだクロスによっては追加で費用が発生する業者もあるので、見積もりの際によく確認をしておくのがおすすめです。

②床の張替え

改装工事の中でも費用は少しかかってしまいますが、全張り替えや重ね張りなど、好みに合わせて変えられる床の張替えはとても人気です。床の張替えには畳、カーペット、クッションフロア、フローリングなど、種類が豊富にあります。作りたい部屋の雰囲気や用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

まずは、目安として6畳のサイズで相場をみていきましょう。今回は床を全て張り替える場合と、今ある床に重ね張りした場合の金額もご紹介していきます。

〜床を全て張り替える場合〜
・クッションフロア 約4〜10万円
・カーペット 約5〜12万円
・フローリング 約10〜18万円

〜今ある床に重ね張りした場合〜
・クッションフロア 約4〜6万円
・カーペット 約5〜7万円
・フローリング 約6〜10万円

畳を新調した場合の相場は、約7〜20万円ぐらいです。

③外壁・内壁塗装の塗替え

施工面積や工事内容によって費用の差がありますが、内装塗装の塗り替えはペンキやオイルの種類によって金額の差があり、費用相場は約4〜15万円です。

外装の塗装塗り替えは種類が豊富にあり、耐久年数も素材によって大きく異なってくるので詳しくみていきましょう。

・シリコン塗装:汚れにくく、コスパが良いということで近年とても人気です。
        耐久年数は7〜15年で、費用は1㎡あたり約2,000〜3,000円です。

・ウレタン塗装:ヒビ割れにくく、艶や光沢感があるので高級感が出ます。
        耐久年数は5〜10年で、費用は1㎡あたり約1,800〜2,500円です。

・フッ素塗装 :耐熱性、耐摩耗性に優れており、外壁塗装の中で耐久年数が最長です。        
        耐久年数は12〜20年で、費用は1㎡あたり約4,000〜5,000円です。

改装工事をプロに依頼する場合と自分で行う場合のメリット・デメリットは?

最近ではDIYなどをする人も増えてきたこともあり、改装工事で主に行われるクロスの張替えや床の張替えなどを自分で行う人も多くいるようです。いざ、改装工事を自分でやる!となると、思わぬところで失敗をしてしまったり、業者へ依頼をすればよかった・・・という体験をしたという声も耳にします。

ここからは、改装工事をプロに依頼した場合と自分で行う場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。どのように改装工事をするか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

①プロに依頼する場合のメリット・デメリット

〜メリット〜
・仕上がりが綺麗
・必要な工具を揃える必要がない
・クロス材や床材などは種類が豊富なので、プロのアドバイスを聞ける

〜デメリット〜
・改装工事をする箇所によって費用の差が大きい
・依頼する時期によっては施工開始が遅かったり、施工期間が長かったりする

②自分で行う場合のメリット・デメリット

〜メリット〜
・費用を安く抑えられる
・好きなタイミングで改装工事を行える
・施工方法を一度経験して置くと、次回の施工もしやすい

〜デメリット〜
・天井などのクロスの張替えはかなり難しい
・必要な工具などは自分で揃えなければいけない
・改装工事に必要な知識は自分で調べなければいけない

天井のクロスの張替えや広い面積の改装工事などは、費用はかかってしまいますが、プロの業者へ依頼するのがおすすめです。自分でうまく施工ができなかった場合ですが、あとから業者へ依頼をすると先に業者へ頼むより、多く費用がかかってしまうケースもあるので注意しましょう。

また、クロスの張替えや床の張替えなどは使用する資材のサイズが大きいことがあるので、自分で施工を行う場合は家族や友人などに手伝ってもらいながら施工をするのがおすすめです。

まとめ

改装工事の具体的な施工内容、似た言葉の違いや費用相場などについてご紹介していきました!いかがでしたでしょうか?似た言葉の違いでは、工事の目指す回復度合いが異なっていたり、資産価値自体を上げるための工事など、様々なものがありました。

最近は動画などで、自分でできる簡単な改装工事を紹介していたりと、高い費用を払って業者へ依頼しない方法もありますが、改装工事をしたい箇所によってプロへ依頼するもしくは自分で行う、どちらが良いかをしっかりと検討してみてください。