いま、若い人たちは、どのような照明器具に注目しているのでしょうか。
若い人たちは、それほど照明器具に注目していないと思っている方々もいらっしゃるのかもしれませんが、一番新しい情報を知っているのも若い人たちです。年配の方々も、若い人たちから斬新な照明器具のアイデアを教えてもらうことがあるかもしれません｡
ただし、若い人たちが、全面的に年配の方々の発案を無視して突き進んでいるのかといえば、そうでもないところがあります｡若い人たちは若い人たちで、こっそり聞き耳をたてて年配方の意見を聞き、いい面は取り入れようとしているのです。このような感じで、文化というものは形成されていくのかもしれないですよね｡
今回、若い人たち、年配の方々それぞれが、現在、どのような照明器具と向きあっているのかについて解説をしましょう。
若い人たちに人気の照明器具
若い人たちも、お部屋をちょっとおしゃれに演出したいと思えば、
「昭和レトロ」のいいとこどりをしていることがあります｡
昭和レトロといえば、ちょっと年齢が上の方々の嗜好ではないかと思ってしまうのですが、若い人たちは、そのようなものも新しい嗜好としてちゃっかり受けいれる柔軟性があります｡
レトロとは古いことを指す言葉です。安易に昭和レトロと向きあえば、ただ、おしゃれでもなんでもない古くさいイメージだけになってしまうでしょう。
いま、10代あたりの方々が積極的に昭和レトロの照明器具を受け入れようという傾向があります｡そのような世代の人たちがなんで懐かしい時代を回顧しなければならないのでしょうか。
まだ、そのような人たちが生まれてもいない時代なので、昭和レトロに存在しているのは、懐かしさともちょっと違っているのかもしれません。
現代社会は、スマートフォンが象徴するほど、どんどん完璧さ、合理性などが要求される時代です。そのような時代は、何事もスムーズに進行していくのかもしれませんが、味気ない感じで、冷たい印象も受けてしまうでしょう。ということは、昭和レトロの照明器具を求めている人たちって、あたたかい印象の雰囲気を求めているということになるのではないでしょうか。
スマートフォンの時代、なかなか相手をじっくり見つめる機会が失われてしまっているのかもしれません。昭和レトロの時代は、そうではなく人と人がしっかり見つめ合うことができる時代だということを、若い人たちもうすうす感じ取っていることでしょう。
ただし、若い人たちは、昭和レトロについての実体験もある訳ではありませんし、それに対しては新しい感覚として受け止めています。
昭和とは古い時代のことを言うのだよという説明の仕方は的を得た説明なのだと思いますが、若い人たちにそのような説明をしても何も意味がないのですね。
若い人たちにとって昭和レトロの照明器具とは、あたたかくて新しい照明器具のことなのです。
若い人たちは誰もが､昭和レトロの照明器具を求めている訳ではありませんので、だからこそそこにパソナリティーを見つけだしているのでしょう。
ただしそれも正確に言えば、現在の若い人たちは、それほどパソナリティーに拘りを持っている訳ではありません。自分自身の嗜好に、希少性が存在していることは、パソナリティーであり、魅力的だと若い人たちも感じているのかもしれませんが。しかし、若い人たちは、年配の方々よりもみなさん同じ趣味・嗜好を共有しあうことに安心感を抱いているところもあります｡
ですから、若い人たち全員の嗜好が昭和レトロであっても、それはそれで良し、その場所から一刻も早く逃げて行こうという気持ちも起こらないでしょう。
そのような意味で、若い人たちと年配の人たちの価値観はちょっと違っているのかもしれません｡
年輩者に人気の照明器具
年配の方々は、人気の昭和レトロの照明器具に対して、価値感をより感じているでしょう。自分自身なりオリジナルの照明器具の演出もしたいと思っているのです。
ですから、より他の人たちが昭和レトロの照明器具と向きあっていないから、このようなスタイルを取り入れることに意味があると思っているでしょう。
人間って段々と年をとると、自己の在処を確実なものにしたいと思っているのです。自己の在処とは、他者との違いのことです。友だちが自宅にいらっしゃって、あなたの昭和レトロの照明器具のレイアウトに感嘆してくれれば、それで大満足なのです。
人気の昭和レトロの照明器具は、充分友だちに羨ましいと感じさせる要素のある照明器具です。
おおかた、人たちはそれほど照明器具に対して拘りは持っていないのかもしれないですよね｡おおかた家具に拘りを持つものの、照明器具に対してはそれほどではないという方々が多く､照明器具は、ほとんどシーリングライトでOKという方々が多いです。
ですから、昭和レトロの照明器具に注目する発想は、暮らしに余裕のある発想でもあります｡人たちは、どんどん年をとるにつれて忙しくなって、照明器具はシーリングライトでいいと言っている方々は、決して他の照明器具と向きあう時間もなく、そのままの状態です。昭和レトロの照明器具としっかり向きあうことができる人たちって、暮らしや心に余裕を持っている人たちなのではないでしょうか。
友だちは、昭和レトロの照明器具に感嘆をし、あなたの心の余裕を羨ましいと思っているのかもしれません｡
また、若い人たちは、昭和レトロの照明器具に対して、あたたかさと新しさを求めていますが、あえて年配の方々は、あたたかさと古さを受け入れている点に違いがあります｡
昭和レトロの時代を知って、そこに回帰しようと思っているのですから、当然のことでしょう。時代は、どんどん新しい方向へと向かっていくばかりです。その時代に私達は必然的にのっかっていかなければならないのです。それってそうとうストレスで、なんだか時間はどんどんスピーディーになっている感じもするのではないでしょうか。
なんとかならないのでしょうか。この時間の流れは……。しかし、どうしようもありません。
そのとき、年配の方々は、昭和レトロの照明器具に依存しようという気持ちが起こるのかもしれません｡
人気の新しい照明器具
人気の昭和レトロの照明器具を取り入れようと思えば、アンティークな照明器具を購入すればいいのだと思います。
ネット通販ショップでは、アンティークな照明器具も一杯販売されているので、一度じっくり覗いてみてください。
また、昭和レトロの照明器具とはなんなのだろう……ということを考えると、昭和の時代とは、「明」だけでなく「暗」もある時代だったのではないかと思います。現在では、シーリングライトの全体照明によってお部屋全体は満遍なく照らされて作業の効率もバッチリなのですが、そこになんだか居心地の悪い、疲れるお部屋が作られていることはないでしょうか。
人気の昭和レトロのお部屋には、お部屋の隅っこには暗さがあって、そこには不便さではなく、やすらぎが存在していたのかもしれません｡
そのようなものが、昭和レトロの照明器具の魅力のひとつだとしたら、照明器具は、全体照明だけでなく間接照明も有効的に利用することで、簡単にいい感じの昭和が作り出せるのかもしれないですよね｡
まとめ
いかがでしょうか。現代社会は慌ただしく進行して行ってしまうから、ちょっと着地して休憩することができる昭和レトロの照明器具を人たちは求めているのではないでしょうか。
居心地のいいお部屋作りを実現したいと思えば、是非､人気の昭和レトロの照明器具にも注目してみましょう｡昭和レトロは、明と暗を取り入れるだけでも簡単に実現させることができます。
