自宅でカフェを開業することはできるのか?

この数年、新しくカフェを開業したいと考えている方がとても増えていますね。そんな中でも自宅でカフェを開業する方はとても多く、住宅街の中を歩いてみるとおしゃれなカフェを目にすることもあります。

今回は自宅でカフェを開業するメリットや、開業する前に必要なこと・確認しておきたいことについてまとめてみました。いずれはカフェを開業したい、と思っている方の参考にしていただけると嬉しいです。

自宅でカフェを開業するために必要なこと

カフェやレストランなどの飲食店の営業を始める場合、思い立ったその日に急に自分の好きなように営業を開始できるわけではありません。カフェの営業をするためには決められた資格を取ったり、役所の手続きなどいろいろな手順を踏んでいく必要があるんです。ここでは自宅でカフェを営業するために必要なことについてみていきましょう。

運転資金を用意する

自宅でカフェを開くためにはお店の建物の準備をしたり備品を購入したりと何かとお金がかかります。開店までの資金の全額を自分で出せれば問題はありませんが、そういう方はまれだと思います。

銀行から簡単にお金を借りられると良いのですが、カフェを開くためのお金を借りるのは意外と高いハードルがあるようです。自治体によってはお店を開業するための資金を借りられるところもあります。銀行に相談する前に役所に聞いてみる方が良い解決策が早く見つかるかもしれませんよ。

具体的な準備を始める前に、まずは自分の貯金からいくら出せるのか。いくらまでなら出してもその後の生活に支障が出ないのか。カフェを開くための自己資金についてもしっかり計算しておきましょう。

飲食店営業許可申請をする

自宅カフェの場合、趣味でお金を取らずにお客さんを呼ぶという方でしたら『営業』とは呼びません。しかし、お客様からお金をいただくのであれば開業するための営業許可を取る必要が出てきます。

カフェの営業許可は、飲食店営業許可あるいは喫茶店営業許可のどちらかになります。営業許可の申請には食品衛生責任者の資格が必須ですので、食品衛生責任者の資格の申し込みの際に一緒に保健所に確認してみましょう。

開業届を出す

個人事業主として自宅カフェを開業する方の場合には、個人事業の開始等届け出も必要となります。こちらは都道府県税事務所に申請が必要な書類で、この届出をすることで国からカフェの開業を認めてもらったという形になります。この届出は確定申告にかかわる書類ですので開業前に忘れずに手続きを行いましょう。

食品衛生責任者の資格を取る

カフェだけでなく惣菜店やコンビニなどでも食品を取り扱うお店を開業する方には、食品衛生責任者の取得が必要です。食品衛生責任者は、保健所で指定の講習を受講すれば取得することができる資格です。

この資格をもっていないと他の資格を取得できなかったり営業の許可が下りないということになってしまいます。カフェの開業を決めたら、早めに保健所に受講の申請を行いましょう。

メニューを考える

お店でお客様に提供するメニューについても決めていきましょう。メニューの試作・試食は家族や友達にお願いして見た目や味のアドバイスをもらうことをおすすめします。可能であれば知り合いの調理師さんや飲食店をやっている方に試食してもらう方が具体性が増しますね。

メニュー開発をしながらお店で提供する金額についてもしっかり考えていきましょう。料理の内容や金額もターゲットとなるお客様を見据えて考える方が、よりお店のコンセプトにマッチしたものになりやすいですよ。

自宅でカフェを開業するメリット

北欧風カフェ

自宅の一部を改装したり、使っていない実家を改装してカフェの営業をしているという方もたくさんいらっしゃいます。これからカフェの営業を考えている方は「自宅でカフェを営業したいけどそんなに大きなメリットがあるの?」ということは気になるはず。まずはカフェを自宅で営業することのメリットについてみていきましょう。

物件探しをする必要がない

自宅カフェのメリットは、新たに土地や建物の賃貸契約や購入を行う必要がないということです。すでにある自宅を利用するなら毎月の家賃はかかりませんし、賃貸物件の契約に必要な保証金や仲介手数料などの初期費用もかからないため、場所確保の面では開業資金は2~3割程削減できます。

初期費用を抑えて開業することができるうえ、最初は週末だけなど、不定期に営業できるため、カフェ開業の負担やリスクを軽減できるのは自宅カフェの大きな魅力といえるでしょう。

好きなように経営ができる

内装などの空間づくりからメニューや価格に至るまで、すべて自分の思いのままに経営できるのも自宅カフェならではの嬉しいポイントです。趣味で磨いた料理の腕を奮いたい、退職後のセカンドライフとして自宅で商売をしたいなど、ある程度の自由な経営ができる利点から自宅カフェの形態を選ぶ人もいます。

通勤する必要がない

どこかに店舗を借りてカフェを営業するとなると通勤時間もかかります。場合によっては自分の車を置いておくスペースなども確保する必要も出てきますね。その点、自宅でカフェを営業する場合は自宅スペースからドア一枚で職場に通勤可能です。

浮いた通勤時間でゆっくり仕込みをすることもできてしまいます。また水道光熱費の部分で見ても自宅とカフェの部分とで按分することが出来るので、余計な基本使用料などを払う必要もなくなってお得ですね。

自宅でカフェを開業するときの注意点

ポイント

カフェを自宅で営業するとメリットがたくさんあってとってもいいように見えますね。しかし、残念ながらメリットだけではなく自宅での営業ならではのデメリットも存在します。続いてはカフェを自宅で営業するときのデメリットについてもみていきましょう。

プライベートが確保しづらい

自宅にカフェが併設されていると仕事とプライベートの切り替えが難しくなり、それがストレスにつながってしまうこともあります。閉店中も常に仕事を考えてしまう、ということにならないよう間取りを工夫したり、日々の生活を習慣化してみたり、自分なりの対策方法を探してみましょう。

カフェであることが分かりづらくなりやすい

住宅街の一角で自宅を改装してカフェを営業するとなると、どうしても人目に付きにくいというデメリットがあります。商店街やショッピングモールの中の店舗と違って、住宅街の中でカフェを開くとなれば大々的にお店の周りで看板を出したりもしにくいですね。そのため、SNSや地元の情報誌などを使って積極的に宣伝をするなどの工夫が必要になるでしょう。

まとめ

自宅でカフェを開業するためにはいろいろな準備や手続きが必要なことがお分かりいただけたでしょうか。もちろん開業までの準備は大変ですが、自分の理想とするカフェが開業できることはとても素敵なことです。

準備の時間はいくらあっても足りないかもしれません。それでもできるだけ多くの方に喜んでいただけるカフェを目指して楽しんでお店作りをしていきましょう。

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